都心の街中や駅構内などを歩いていると、デジタル式の広告を見かける機会が増えたと感じる方も多いのではないでしょうか。これは、デジタルサイネージ広告と呼ばれるツールで、急速に普及が進んでいる広告媒体です。

デジタルサイネージ広告は、街頭や駅構内にとどまらず、様々な場所で利用されています。今回は、デジタルサイネージ広告の種類や導入に要する費用、広告導入を成功に導くためのポイントについて解説をします。これからデジタルサイネージ広告の導入を検討している方にぜひ参考にしてください。

また弊社では、トイレ空間でのデジタルサイネージ広告掲載サービスxAdbox（アドボックス）を展開しています。

xAdbox（アドボックス）は、トイレ空間で個室トイレの利用者に訴求力の高い広告配信をおこない、高い宣伝効果を実現しています。出稿場所を調整することで、ターゲットに近いユーザーに広告配信ができます。また、街頭などに設置する通常のデジタルサイネージ広告に比べて、安い価格で広告出稿が可能です。

サービスの内容や料金、広告出稿までの流れなどをわかりやすく説明した資料を下記より【無料】でダウンロードいただけます。費用対効果の高いデジタルサイネージ広告について紹介しているので、気になる方はぜひ合わせてご覧ください。

サイネージ広告・デジタルサイネージ広告とは？

そもそも、デジタルサイネージ広告とはどのようなものでしょうか。デジタルサイネージ広告は、単にサイネージ広告と呼ばれるケースもあります。

サイネージとは、「看板」という意味を持ちます。デジタルサイネージ広告は、液晶などのデジタルツールに表示される広告コンテンツのことです。

近年は、都心部の街頭を歩いていると、いたるところでデジタル形式の広告を見かけるケースが増えています。これらのほとんどがデジタルサイネージ広告です。

デジタルサイネージ広告を見かける機会は、今後ますます増えてくると予想されています。新たな広告宣伝技術として、デジタルサイネージの機能を活かした手法が積極的に取り入れられています。

広告出稿できるサイネージ広告の種類

デジタルサイネージ広告は、現在は様々な場面で活用されています。広告出稿をする場合にも、あらゆる選択肢があるため、最も適切な種類の媒体を選択することが大切です。

ユーザーへ効果的に自社サービスや商品の宣伝をするために、目に留まりやすい種類のデジタルサイネージ広告を活用すると良いでしょう。

ここでは、広告出稿が可能なデジタルサイネージ広告を7種類紹介します。

• タクシー広告
• トイレ広告
• エレベーター広告
• 電車・バス等の車両内の広告
• 駅構内広告
• 屋外・店内ビジョン
• ゴルフカート広告

自社サービスや商品と相性の良い広告の種類を選定して、最大限に活用しましょう。

タクシー広告

近年では、タクシーの中にデジタルサイネージ広告を導入しているケースが増えており、運転席や助手席の背もたれ部分などに設置して、乗客の目に触れやすくしています。

タクシーは、ビジネスマンや企業の経営者等が利用することが多いため、ビジネス系の広告を掲載したい場合におすすめの設置場所といえるでしょう。

タクシーの車内は個室同然であるため、他の通行人などに広告が遮られる心配がありません。最後まで広告を見てもらえる可能性が高いため、効果の高さで注目が集まっています。

トイレ広告

トイレにデジタルサイネージ広告を導入するケースも増えています。特に個室トイレの中に設備を設置する場合が多く、都市部の商業施設内のトイレで見かけることが多いです。

個室トイレはプライベート空間となるため、ゆったりとした気分で過ごす利用者が多いです。そこで、デジタル広告が流れていると、最後まで見てもらえる可能性が高くなります。

男性トイレには男性向けの、女性トイレには女性向けの広告を表示できるため、ターゲティングがしやすい点も魅力です。

とはいえ、トイレ内のサイネージ広告は、まだまだ設置が行き渡っていないためイメージが湧かないという方も多いでしょう。トイレサイネージ広告については、下記記事で詳細に解説していますので、こちらもあわせて参考にしてください。

トイレサイネージ広告とは？出稿する3大メリットとその効果を解説  

エレベーター

商業施設などのエレベーター内に、デジタルサイネージ広告を利用している施設も、近年では増えています。エレベーターで昇降中は特にすることがないため、映像に目が行きやすくなります。

また、エレベーター内にデジタルサイネージ広告を掲載する際は、建物の種類に配慮する必要があります。

例えば、高級百貨店のエレベーターの場合はセレブなど富裕層向けの広告と相性が良いでしょう。一方、安価なファッション店舗が立ち並ぶショッピングモールの場合には、若い女性向けの商品やサービスの広告の方が注目されると考えられます。

電車・バス等の車両内の広告

デジタルサイネージ広告は、都市部の電車やバス内で見かける機会が多いです。特に、乗車口の上部や窓の上などにモニターが設置されていることを見かけることは多いのではないでしょうか。

電車やバスで移動中の暇な時に映像が流れていると、何気なく見る乗客が多いため、高い広告効果が期待できます。

電車やバスは、時間帯によって乗客の生活層が決まってくるため、ターゲティングを意識した広告掲載がしやすいです。例えば、通勤・通学ラッシュの時間帯はビジネスマンや学生向けの広告を掲載すると注目度が高くなるでしょう。

駅構内広告

柱や通路の側面の壁など、駅構内にデジタルサイネージ広告を掲載する事例も多いです。昔は紙面のポスターで広告を掲載することが多かった場所ですが、近年はデジタルサイネージ広告用のモニターが主流になりつつあります。

電車やバス同様、駅構内も時間帯によって通行客に特徴がみられます。早朝や夕方はビジネスマンや学生が多く、日中は観光客が多いなどの傾向をとらえて、ターゲット層を意識した広告掲載が可能です。

屋外・店内ビジョン

屋外及び店内問わず、大型ビジョンにデジタル広告を掲載するケースも多いです。屋外の場合は、通行人やドライバーなどの注目を集めるでしょう。店内の場合は、店舗を訪れた人が移動途中に見ることが多いです。

繁華街に設置した屋外ビジョンにデジタルサイネージ広告を用いる際は、周辺で営業している店舗の広告を掲載すると高い集客効果が期待できます。

店内ビジョンでデジタル広告を用いる際は、店内の商品やサービスを前面に押し出した広告を提供すると良いでしょう。

ゴルフカート広告

近年では、ゴルフカートにデジタルサイネージ広告を掲載するケースも増えています。広いゴルフ場では、移動の際にゴルフカートを利用する機会が多く、広告を見てもらえる可能性は増えると考えられるでしょう。

ゴルフ場は、ビジネスマンが接待に用いたり、経営者同士が親睦を深めたりする目的で利用されることが多いです。そのため、カートで表示する広告も、ビジネス系の話題や富裕層の注目を集める内容が良いと考えられます。

【比較表】デジタルサイネージ広告の料金（費用）の相場

デジタルサイネージ広告を掲載するためには、どれくらいの費用を負担する必要があるでしょうか。一般的に、広告を掲載する場所によって値段は大きく異なります。人通りの多い場所で広告を掲載する方が、もちろん広告料金は高額になります。

以下に、種類ごとのデジタルサイネージ広告の料金相場を一覧で紹介します。

種類	詳細	掲載時間	期間	料金（税込)
電車内広告	京王線	30秒	1週間	1,056,000円
駅構内広告	新宿駅東口 8面	15秒	1週間	220,000円
屋外ビジョン	池袋パルコビジョン	15秒	1週間	770,000円
タクシー広告	Economy View	30秒	1週間	2,750,000円

上記は、あくまで目安であり、設置場所や広告の大きさ、時期的な要素などにより料金は変動します。

利用前に確認してから、広告の実施の是非を決めましょう。加えて、デジタルサイネージ広告の料金・費用に関しては下記記事でも詳細に解説しています。

出稿を検討している場合は、料金相場も合わせて、ぜひ参考にしてください。

【完全版】デジタルサイネージ広告とは？料金・仕組み・事例・効果・目的などを解説！

また、費用を抑えてデジタルサイネージ広告を出稿したいという方には、弊社のxAdbox（アドボックス）がおすすめです。xAdbow（アドボックス）では、トイレ空間で個室トイレの利用者に訴求力の高い広告配信が可能で、他のデジタルサイネージ広告に比べると安い価格で広告出稿ができます。

サービスの内容や料金、広告出稿までの流れなどをわかりやすく説明した資料を下記より【無料】でダウンロードいただけます。費用を抑えて、デジタルサイネージ広告を出稿したいという方はぜひ合わせてご覧ください。

 

 

デジタルサイネージ広告の費用対効果が高い4つのポイント

デジタルサイネージ広告を導入するためには、一定の費用が必要です。しかし、デジタルサイネージ広告は、コンテンツとして非常に高い費用対効果を期待できる手法でもあります。

では、デジタルサイネージ広告は、なぜ高い費用対効果を実現できるのでしょうか。一般的なポイントを、以下に4項目紹介します。

• 動画・音声による視認性の向上
• ターゲット・時間帯・性別等で発信内容を変更できる
• コンテンツ差し替えのコストが削減できる
• 効果測定がしやすい

動画・音声による視認性の向上

デジタルサイネージ広告は、動画や音声による視認性が高いといえます。ポスターや看板のようなアナログの広告媒体に比べ、目に留まりやすいのが特徴です。

例えば街頭を移動中の場合、一般的な紙面の広告よりも、映像や音声が流れるデジタルサイネージ広告の方が関心を向けやすいのは間違いないでしょう。

これまでのアナログ広告よりも、内容を見てもらいやすくなり、高い集客効果が期待できます。目を引く広告を掲載したい場合に、デジタルサイネージ広告はおすすめです。

ターゲット・時間帯・性別等で発信内容を変更できる

デジタルサイネージ広告は、流す広告の内容を簡単に切り替えることが可能です。そのため、ターゲットとする家族構成や時間帯、性別などにより、発信内容を変更して活用できます。

アナログの広告媒体の表示内容を切り替えるためには、紙面を取り外して付け替える作業が必要です。しかし、デジタルサイネージ広告の場合は、端末操作により手軽に発信内容が変えられます。

そのため、朝の通勤・通学の時間帯はビジネスマンや学生に向けた内容を発信。日中は、観光客やショッピングを楽しむ方々に向けたものに切り替えるなどといった使い方が可能です。

コンテンツ差し替えのコストが削減できる

デジタルサイネージ広告の場合は、コンテンツ差し替えのコストを削減できます。データの入れ替えのみで、手間やコストなしで手軽に行えます。

ポスターや看板の場合は、広告の内容を差し替える際に紙面の張替えや付け替えが必要です。そのため、コンテンツを差し替える際に、追加の作業費用等が発生してしまいます。

しかし、デジタルサイネージであれば、差し替えのコストを最小限に抑えられます。

1日の中で、時間帯ごとにコンテンツを差し替えるといった対応も、デジタルサイネージであれば可能です。よりターゲット層を意識した広告宣伝活動が展開できます。

効果測定がしやすい

デジタルサイネージ広告の場合は、設置したことによる宣伝効果が測定しやすいメリットがあります。最新のデジタルサイネージには、IPカメラやWebカメラが導入されており、顔認証システムを活用して効果測定が可能です。

時間帯ごとに性別・年齢・閲覧時間などのデータが自動的に収集でき、効果測定に活かせます。収集したデータを分析し、次回以降のデジタルサイネージ広告を活用した戦略に活かせるでしょう。

アナログの広告媒体ではできないことが、デジタルサイネージ広告の活用により容易に行えるようになります。今後の広告活動を考えるうえで、デジタルサイネージ広告の利用は重要なウエイトを占めると考えられるでしょう。

デジタルサイネージ広告の面白い出稿事例

近年は、多くの企業がデジタルサイネージ広告を活用して自社商品及びサービスの宣伝を行うようになりました。中には高い広告効果を得て、集客に成功している事例も数多くあります。

今回は、デジタルサイネージ広告への出稿を利用して成功したケースのうち、特に注目すべき面白い事例を以下の3例紹介します。

• 株式会社イートアンドホールディングス：自社ビルへの広告設置
• トヨタネッツ岐阜株式会社大垣店：時間外での広告導入
• トイレへのVACAN AirKnockの導入事例

これからデジタルサイネージ広告の利用を検討している方は、今回紹介する成功事例を参考に、ぜひ自社広告活動に活用してみてください。

売り上げが向上した事例①

食関連の総合的なライフプランニング企業として有名な株式会社イートアンドホールディングスは、大阪にある自社ビルにデジタルサイネージ広告の設置を行いました。

オフィスの入り口に32インチのモニターを3台設置し、自社商品の最新情報や会社の最新ニュースなどを映像で掲示しています。設置以後は、来訪者の注目を集める広告として活用されています。

オフィスに来訪した得意先に対する訴求力の高さを発揮しており、売り上げ向上に効果があると考えられています。同社が運営する大阪王将の店舗の一部にもデジタルサイネージ広告が導入されていて、今後も活用の幅は広がっていくでしょう。

出典：リコー お客様事例 株式会社イートアンドホールディングス様

売り上げが向上した事例②

トヨタ自動車のディーラーの1つであるトヨタネッツ岐阜株式会社大垣店でも、デジタルサイネージ広告を導入して高い集客効果を得ています。

営業時間終了時に、自動的に透過型スクリーンが下りてきて、プロジェクターで投影された映像が店外に向けて発信されます。夜の暗闇の中に浮かび上がる鮮明かつ美しい映像は、通行人や自動車のドライバーの目に留まりやすく、注目度が高いです。

採用されているコンテンツは、自社で販売している自動車の情報が中心です。それに加えて、店舗で実施しているイベント情報も積極的に発信しています。計画されているイベント情報はもちろん、過去のイベント映像を投影するなど、注目を集める工夫されたコンテンツが用いられています。

出典：リコー お客様導入事例　ネッツトヨタ岐阜株式会社 大垣店様

トイレの混雑状況を表示してユーザーの体験価値が向上した事例

トイレの混雑状況を表示するデジタルサイネージ技術の活用としては、VACAN AirKnockの事例が挙げられます。トイレの個室に設置し、混雑状況を可視化して利用者に伝えます。

商業施設や駅構内など、特に女性トイレの個室は非常に混雑する傾向にあるため、混雑解消は喫緊の課題として認識されるケースも多いでしょう。VACAN AirKnockの導入により、個室に長時間とどまる利用者が減ったという検証結果が得られており、導入の効果は十分にあると考えられています。

混雑状況に加え、施設からのお知らせやPR情報なども配信できるため、施設サービスの広告としても活用される事例が多いです。

出典：VACAN AirKnock

デジタルサイネージ広告を成功させるポイント

以上のように、デジタルサイネージ広告のメリットを活かして成功した事例はすでにあります。しかし、ただ無計画にデジタルサイネージ広告を導入したとしても、高い集客効果が得られるとは限りません。

デジタルサイネージ広告の導入を成功させるためのポイントとして、以下の3項目を紹介します。

• 設置場所や通行人の属性に合わせて配信する
• 効果測定・分析をしてデータを活用する
• 顔認証システムと連携したサイネージを選ぶ

計画的な導入を行って、高い費用対効果を獲得しましょう。

設置場所や通行人の属性に合わせて配信する

デジタルサイネージ広告を導入する際は、設置場所や通行人の属性を考慮して配信することが大切です。設置場所や通行人の属性と相性の悪い広告を配信しても、高い集客効果は得られないでしょう。

例えば、早朝の駅構内は通勤の場所及び時間帯であるため、ビジネスマンが多く通行します。ファッションや流行の情報よりもビジネスに関連する広告の方が注目度を高められるでしょう。設置場所や通行人の属性に見合ったコンテンツの配信を心がけましょう。

効果測定・分析をしてデータを活用する

デジタルサイネージ広告を導入した際には、効果の測定を行い収集したデータの分析をしましょう。集客効果を高めるためには、配信した広告の効果測定及びデータの分析が欠かせません。

前述のように、デジタルサイネージ広告の設備にはIPカメラやWebカメラを設置できるタイプが増えているため、分析に必要な情報が収集しやすくなっています。収集した情報を分析して、次回以降の広告発信のコンテンツ選びなどに活かしましょう。

顔認証システムと連携したサイネージを選ぶ

デジタルサイネージ広告の効果を最大限に高めるためには、前述のように効果測定及び分析が欠かせません。従って、導入するサイネージ設備を選ぶ際は、顔認証システムと連携しているタイプを選びましょう。

広告の効果の検証及び分析において、顔認証システムは非常に有効なツールです。広告を閲覧している人の属性を自動的に記録できるため、効率よく情報を収集できます。

広告効果の検証を重視したい場合は、顔認証システムと連携しているサイネージを選択しましょう。

デジタルサイネージで広告を出稿するならAdbox（アドボックス）がおすすめ！

以上のように、デジタルサイネージ広告は高い集客効果を発揮できる魅力あるツールです。しかし、実際に導入をする場合には、どの業者に相談したら良いか迷うケースも多いでしょう。

デジタルサイネージ広告に関する相談は、xAdbox（アドボックス）を運営する当社にご連絡ください。当社は、デジタルサイネージをはじめWebメディアを活用した事業を総合的に支援する企業です。

中でもxAdboxは、品質の高いトイレへのデジタル広告掲載サービスです。プライベート空間のトイレにおいて、高い集客効果が期待できます。飲食店経営者などの方にとって、メリットの大きなサービスといえるでしょう。

サービスの内容や料金、広告出稿までの流れなどをわかりやすく説明した資料を下記より【無料】でダウンロードいただけます。集客効果の高いデジタルサイネージ広告の出稿を検討している方は、ぜひ合わせてご覧ください。

まとめ

デジタルサイネージ広告は、現在では様々な場所で導入されており、街中で見かける機会も増えてきました。広告の差し替えが容易に行えるため、ターゲット層を意識したコンテンツ配信が可能な便利なツールです。

デジタルサイネージ広告を導入するには、一定の費用負担を覚悟しないといけません。また、ノウハウがないと高い集客効果を得られない場合があります。

自社の宣伝・収益向上のために、デジタルサイネージの設置場所やタイプ、適切な利用方法を踏まえて、広告を出稿してみましょう。