駅デジタルサイネージに広告を出稿するメリット・効果は? 主要駅の料金相場も解説!
更新日:2024.04.14
近年は、駅構内や通行路などにおいて、デジタルサイネージ広告を見かける機会が増えました。デジタルサイネージは視認性が高く、駅のような人の往来が多い場所で高い広告効果が期待できる優れたツールです。
しかし、実際に広告出稿をしようと考えた際に、出稿により得られるメリットや費用対効果がわからない方も多いのではないでしょうか。まずは駅デジタルサイネージへの広告出稿により得られるメリットや効果を理解しましょう。
今回は、デジタルサイネージ広告出稿のメリットに加え、主要駅における広告出稿に要する料金相場を紹介します。これから駅サイネージ広告への出稿を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
※本記事は、2024年4月13日に調査した時点での情報を掲載しています。閲覧の時期によっては情報に誤りがある可能性があるため、ご留意ください。
駅デジタルサイネージに広告を出稿する効果
駅デジタルサイネージに広告を出稿することは、大きなメリットや効果が期待できます。通行人が多い駅への高い宣伝効果があるデジタルサイネージの設置は、広告ツールとしての相性がよいです。
駅デジタルサイネージ広告を出稿するメリットや効果について、主な要素を以下に3点紹介します。
- 多くの人に見られやすいので認知度向上につながる
- エリアに特化した広告で訴求効果が高まる
- デジタルだからコスト削減にもつながる
多くの人に見られやすいので認知度向上につながる
駅デジタルサイネージへの広告出稿は、多くの人にコンテンツを見られやすいため、広告内容の認知度向上に高い効果が得られます。駅は多くの通行客が毎日通る場所であるため、効率よく認知度を向上できるでしょう。
駅構内や通路を通行中に、色鮮やかなデジタルの広告があると、自然と目が行きます。デジタルサイネージは動画や音声も発信できるため、高い視認性を得られやすいツールです。
駅の通路に立柱型のモニターを数多く設置してより高い視覚効果を得たり、大画面モニターに大々的にコンテンツの発信をしたりと、活用方法は多岐にわたります。通行人が多い駅で視認性の高いデジタルサイネージ広告を発信することには、大きな意義があるといえるでしょう。
エリアに特化した広告で訴求効果が高まる
駅デジタルサイネージは、エリアに特化した広告展開が可能であるため、訴求効果を最大限に高められます。駅によって通行人の属性が異なるため、ターゲット層が多く集まる駅への広告出稿がおすすめです。
たとえば、新橋駅や品川駅はビジネス街であるため、サラリーマンやOLが多く通行します。一方、渋谷駅や原宿駅はファッションセンスあふれる若者層が多く集まります。
広告を届けたいと考えるターゲット層を決めたら、その属性の人が多く集まる駅がどこか考えましょう。駅デジタルサイネージは、ある駅の1箇所のモニターから出稿が可能であるため、経済的です。
ターゲット層を意識して、細かく広告出稿ができるのが駅デジタルサイネージの強みといえるでしょう。
デジタルだからコスト削減にもつながる
駅デジタルサイネージは、文字どおりデジタルのツールです。デジタルならではのコスト削減の機能を持っており、リーズナブルで効率的な広告出稿ができます。
これまで駅のスペースを利用した広告といえば、紙のポスターや看板が主流でした。ポスターや看板は、紙面に印刷をしたりボードを作成したりする費用と手間がかかります。また、新しい広告内容に更新する際は、取り外して新しいものを付ける手間とコストがかかります。
一方、デジタルサイネージであれば簡単に所定のモニターへコンテンツの配信が可能です。配信内容の切り替えも、データを変えるだけで瞬時におこなえます。
紙やインクなどの活用を抑えられるのも、デジタルサイネージの魅力です。無駄な消費を抑制するSDGsの取り組みにもつながるため、これからますます利用の機会は増えてくるでしょう。
駅デジタルサイネージ出稿場所
駅のデジタルサイネージに広告を出稿するのは、高い効果が得られます。現在、さまざまな駅でデジタルサイネージの設置をしている事例も多いです。
駅デジタルサイネージの出稿場所として、多く見られるケースを以下に3例紹介します。
- 大型駅壁面のデジタルサイネージ
- ネットワーク型デジタルサイネージ
- 駅ごとのデジタルサイネージ
大型駅壁面のデジタルサイネージ
駅の壁面に設置する大型のデジタルサイネージは、主に新宿駅や渋谷駅などのターミナル駅で見られる形態です。横に長く設置されているのが特徴で、通行人に多大なインパクトを与えます。
通行中でも目に留まりやすい大画面は、広告効果を最大限に高められるでしょう。話題性も高く、SNSで取り上げられる機会も増えてさらに拡散する可能性もあります。
大型壁面のデジタルサイネージは、都心部の主要な駅で、特に通行人が多い場所で効果を発揮します。配信するコンテンツに工夫を凝らして、通行人の目を引く情報発信を目指しましょう。
ネットワーク型デジタルサイネージ
ネットワーク型デジタルサイネージは、ターミナル駅から中規模の駅などで広く見られる形態です。モニター自体は大きくありませんが、複数のモニターを組み合わせて利用することにより高い視認性が実現できます。
比較的小規模な出稿ができるのも、ネットワーク型デジタルサイネージの特徴です。駅の通路やホームで、柱の側面に映し出された映像は自然と通行人や電車を待つ乗客の目に留まるでしょう。
近年では、駅だけでなく百貨店やショッピングモールなどでも広く採用されている形態であるため、出稿先としても利用される機会が増えています。
駅ごとのデジタルサイネージ
駅ごとに設置して広告を配信する、単体のデジタルサイネージも増えています。広告出稿にかかるコストを抑えつつ、ターゲットを明確にした戦略を展開するのに適した形態です。
単体の駅の通路やホームに設置して、通行人や電車を待つ人に対して高い訴求効果が期待できます。ターゲット層を明確にして、属性が当てはまる人が多く訪れる駅にピンポイントで出稿をすると効果的です。
駅以外では、医療機関やスポーツジムなど、小規模な施設でも広く利用されています。広告を届けるターゲット層を絞り、印象に残るような広告出稿を検討している方に特におすすめです。
主要駅・主要路線のおもなデジタルサイネージ料金相場
デジタルサイネージ広告出稿で気になるのが、費用面ではないでしょうか。これから駅デジタルサイネージの出稿を検討する方は、料金相場を把握しておくとよいでしょう。
主要な駅および主要路線におけるデジタルサイネージへの出稿にかかる費用相場のうち、主な例を以下で紹介します。ぜひ参考にしてください。
- 東京駅:5万円〜
- 新宿駅:20万円〜
- 池袋駅:20万円〜
- 渋谷駅:18万円〜
- 山手線各駅(秋葉原・品川など):23万円~
- 東京メトロ各駅:10万円〜
- 横浜駅:9万円〜
- 大宮駅:9万円〜
- 名古屋駅:8万円〜
- 仙台駅:約10万円〜
- 大阪駅・梅田駅:10万円〜
- 博多駅:17万円〜
料金相場は、出稿する時期や設置場所によって変動します。実際に出稿する際は、管理先などにお問い合わせください。
東京駅:税込55,000円〜(最低金額)
東京駅におけるデジタルサイネージ広告出稿の料金相場は、以下のとおりです。
場所 | 配信時間 | 面数 | サイズ(インチ) | 掲載期間 | 料金(税込) |
新幹線北・南乗換口 | 15秒 | 4 | 70 | 1週間 | 55,000円 |
京葉通路 | 15秒 | 10 | 70 | 1週間 | 77,000円 |
丸の内地下連絡通路 | 15秒 | 9 | 70 / 90 | 1週間 | 132,000円 |
※調査日:2024年4月13日
引用元:交通広告ナビ公式HP
東京駅は日本有数のターミナル駅で、日本各地に出発する起点となる駅です。多くの人が往来する場所であるため、高い広告効果が期待できるでしょう。
新宿駅:税込220,000円〜(最低金額)
新宿駅におけるデジタルサイネージ広告出稿の料金相場は、以下のとおりです。
場所 | 配信時間 | 面数 | サイズ(インチ) | 掲載期間 | 料金(税込) |
東口 | 15秒 | 8 | 70 | 1週間 | 220,000円 |
南口 | 15秒 | 8 | 70 | 1週間 | 220,000円 |
甲州街道改札 | 15秒 | 8 | 70 | 1週間 | 220,000円 |
新宿ウォール456 | 30秒 | 1 | H1.7×W45.6m | 1週間 | 2,200,000円 |
※調査日:2024年4月13日
引用元:交通広告ナビ公式HP
新宿駅は、日本で最も往来客が多い駅として世界的にも有名です。広告出稿の費用相場も高めですが、その分高い効果が期待できるでしょう。
池袋駅:税込220,000円〜(最低金額)
池袋駅におけるデジタルサイネージ広告出稿の料金相場は、以下のとおりです。
場所 | 配信時間 | 面数 | サイズ(インチ) | 掲載期間 | 料金(税込) |
中央改札内 | 15秒 | 16 | 60 | 1週間 | 220,000円 |
中央改札内 | 15秒 | 16 | 60 | 4週間 | 517,000円 |
中央改札内 | 15秒 | 16 | 60 | 5週間 | 638,000円 |
※調査日:2024年4月13日
引用元:交通広告ナビ公式HP
池袋駅は、東京の中でも文化や商業の中心地として知られています。埼玉県につながる交通の要地としても重要な位置にあるため、多くの来訪者が期待できる駅といえるでしょう。
渋谷駅:税込198,000円〜(最低金額)
渋谷駅におけるデジタルサイネージ広告出稿の料金相場は、以下のとおりです。
場所 | 配信時間 | 面数 | サイズ(インチ) | 掲載期間 | 料金(税込) |
ハチ公改札 | 15秒 | 8 | 65 | 1週間 | 198,000円 |
ハチ公改札 | 15秒 | 8 | 65 | 4週間 | 330,000円 |
ハチ公改札 | 15秒 | 8 | 65 | 5週間 | 396,000円 |
※調査日:2024年4月13日
引用元:交通広告ナビ公式HP
渋谷駅は、最先端の流行が集まる渋谷の中心地にある駅です。さまざまなジャンルの文化や商業が集まり、人の往来も多いです。主に、若年層向けの広告出稿で効果が期待できる場所といえるでしょう。
山手線各駅(秋葉原・品川など):税込77,000円~(最低金額)
山手線各駅におけるデジタルサイネージ広告出稿の料金相場は、以下のとおりです。
場所 | 配信時間 | 面数 | サイズ(インチ) | 掲載期間 | 料金(税込) |
秋葉原駅新電気街口 | 15秒 | 16 | 70 | 1週間 | 165,000円 |
品川駅中央改札内 | 15秒 | 8 | 70 | 1週間 | 77,000円 |
有楽町駅中央改札口 | 15秒 | 2 | 60 | 1週間 | 77,000円 |
※調査日:2024年4月13日
引用元:交通広告ナビ公式HP
山手線各駅も、毎日多くの通行人が訪れます。品川はサラリーマンやOLが多く、秋葉原は若年層が多く集まるなど、駅によって来訪者の属性に特徴が見られるため、ターゲット層を意識した広告出稿が可能です。
東京メトロ各駅:税込110,000円〜(最低金額)
東京メトロ各駅におけるデジタルサイネージ広告出稿の料金相場は、以下のとおりです。
場所 | 配信時間 | 面数 | サイズ(インチ) | 掲載期間 | 料金(税込) |
溜池山王駅銀座線溜池口 | 15秒 | 17 | 70 | 1ヶ月 | 110,000円 |
豊洲駅ららぽーと改札 | 15秒 | 6 | 70 | 1ヶ月 | 110,000円 |
明治神宮前駅明治通り方面改札 | 15秒 | 14 | 65 | 1ヶ月 | 330,000円 |
※調査日:2024年4月13日
引用元:交通広告ナビ公式HP
東京メトロも、駅によって来訪者の属性に特徴が見られます。東京の各場所に駅があり、毎日多くの来訪者がいるため、ターゲット層を狙ったピンポイントな出稿がおすすめです。
横浜駅:税込99,000円〜(最低金額)
横浜駅におけるデジタルサイネージ広告出稿の料金相場は、以下のとおりです。
場所 | 配信時間 | 面数 | サイズ(インチ) | 掲載期間 | 料金(税込) |
JR横浜タワーアトリウム | 15秒 | 12 | 70 | 1週間 | 99,000円 |
中央通路・南改札内セット | 15秒 | 5 / 16 | 52 / 65 | 1週間 | 154,000円 |
中央通路・南改札内セット | 15秒 | 5 / 16 | 52 / 65 | 4週間 | 330,000円 |
※調査日:2024年4月13日
引用元:交通広告ナビ公式HP
横浜駅は、神奈川県最大のターミナル駅で、東京都心へのアクセスもよく多くの人が集まります。サラリーマン・観光目的の旅行者・買い物目的の若年層など、あらゆる属性の人がいます。広告出稿により、高い効果が期待できるでしょう。
大宮駅:税込99,000円〜(最低金額)
大宮駅におけるデジタルサイネージ広告出稿の料金相場は、以下のとおりです。
場所 | 配信時間 | 面数 | サイズ(インチ) | 掲載期間 | 料金(税込) |
中央改札 | 15秒 | 11 | 60 / 70 | 1週間 | 99,000円 |
中央改札 | 15秒 | 11 | 60 / 70 | 4週間 | 187,000円 |
中央改札 | 15秒 | 11 | 60 / 70 | 5週間 | 220,000円 |
※調査日:2024年4月13日
引用元:交通広告ナビ公式HP
大宮駅は、埼玉県内で交通の要衝として位置づけられる主要駅です。東北・上越方面の新幹線の停車駅であるなど利用客が多いため、デジタルサイネージ広告出稿の場所としての魅力は十分にあります。
名古屋駅:税込88,000円〜(最低金額)
名古屋駅におけるデジタルサイネージ広告出稿の料金相場は、以下のとおりです。
場所 | 配信時間 | 面数 | サイズ(インチ) | 掲載期間 | 料金(税込) |
近鉄名古屋駅地下改札内コンコース | 15秒 | 20 | 70 | 1週間 | 88,000円 |
新幹線口 | 15秒 | 16 | 60 | 1週間 | 154,000円 |
名古屋地下通路 | 15秒 | 14 | 60 | 1週間 | 110,000円 |
※調査日:2024年4月13日
引用元:交通広告ナビ公式HP
名古屋駅は、関東と関西をつなぐ場所として重要な役割を担う駅です。中京工業地帯の中心地で、産業の発達が目覚ましい地域でもあります。
日中は多くの人の往来があるため、デジタルサイネージ広告出稿をする場所に適しています。
仙台駅:税込132,000円~(最低金額)
仙台駅におけるデジタルサイネージ広告出稿の料金相場は、以下のとおりです。
場所 | 配信時間 | 面数 | サイズ(インチ) | 掲載期間 | 料金(税込) |
2階改札内 | 30秒 | 16 | 70 | 1週間 | 198,000円 |
東西自由通路新改札口付近 | 30秒 | 8 | 60 | 1週間 | 198,000円 |
仙台駅地下通路 | 30秒 | 8 | 60 | 1週間 | 132,000円 |
※調査日:2024年4月13日
引用元:ekico公式HP
仙台駅は、「杜の都」と呼ばれる仙台市の主要駅で、商業ビル地域を少し離れると自然豊かな地形が広がるのが特徴です。
観光客も多く、人の往来が見込まれる駅であるため、デジタルサイネージ広告出稿による効果が期待できます。
大阪駅・梅田駅:税込110,000円〜(最低金額)
大阪駅・梅田駅におけるデジタルサイネージ広告出稿の料金相場は、以下のとおりです。
場所 | 配信時間 | 面数 | サイズ(インチ) | 掲載期間 | 料金(税込) |
大阪駅南口セット | 15秒 | 10 | 70 | 1週間 | 110,000円 |
大阪駅桜橋口セット | 15秒 | 13 | 70 | 1週間 | 110,000円 |
梅田駅上りホーム南エリア | 15秒 | 12 | 65 | 1週間 | 132,000円 |
※調査日:2024年4月13日
引用元:交通広告ナビ公式HP
大阪駅および梅田駅は、大阪の中心地にある駅で、近畿地方の交通の中心に位置します。
大阪環状線や神戸・京都につながる路線があるなど、多くの通行人がいる駅であるため、デジタルサイネージ広告の効果は高いと考えられます。
博多駅:税込187,000円~(最低金額)
博多駅におけるデジタルサイネージ広告出稿の料金相場は、以下のとおりです。
場所 | 配信時間 | 面数 | サイズ(インチ) | 掲載期間 | 料金(税込) |
博多駅デジタル4面セット | 15秒 | 2 | 60 | 1週間 | 187,000円 |
ストリートビジョン | 15秒 | 4 | 60 | 1週間 | 286,000円 |
博多駅博多口90インチ吊下げ2面セット | 15秒 | 2 | 90 | 1週間 | 242,000円 |
※調査日:2024年4月13日
引用元:交通広告ナビ公式HP
博多駅は、九州随一の駅で来訪者が多いです。九州の玄関口ともいえる役割を担っており、さまざまな目的で訪れる通行人がいます。
デジタルサイネージ設置場所も多く、戦略に応じた広告出稿を目指せるでしょう。
まとめ
駅でのデジタルサイネージ広告出稿は、高い宣伝効果が期待できます。多くの通行人がいる駅で目を引く広告を発信することで、高い訴求力が期待できるでしょう。
しかし、デジタルサイネージに関しての知識や経験がないと、どのように準備をすればよいかわからない方が多いのも事実です。
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