電車デジタルサイネージ広告とは?掲載するメリットと料金相場を紹介!

デジタルサイネージ広告の出稿場所で悩んでいる場合は、より多くの人々に認知できる場所を把握しておくべきです。

電車デジタルサイネージ広告は、通勤や通学・プライベートでの移動で利用する不特定多数の乗客に向けて広告を配信できます。

電車デジタルサイネージ広告を出稿するメリットを確認して、広告を配信するべきか検討しましょう。

この記事では、電車デジタルサイネージ広告を出稿するメリットを詳しく解説します。主要路線ごとの主な掲載価格をあわせて解説しますので、最後まで読んでデジタルサイネージ広告の出稿場所を決めましょう。

※本記事は、2024年4月13日に調査した時点での情報を掲載しています。閲覧の時期によっては情報に誤りがある可能性があるため、ご留意ください。

電車内デジタルサイネージ広告のメリット

電車内にデジタルサイネージ広告を出稿すれば、不特定多数のユーザーに向けて自社の商品やサービスを認知させられます

デジタルサイネージ広告は配信する場所によって得られる効果が変わるため、出稿場所を慎重に検討する必要があります。

電車内デジタルサイネージ広告を出稿するメリットは、次のとおりです。

  • 動画を使用した表現が可能
  • 幅広い層へ訴求できる
  • 制作コストを抑えられる

それぞれのメリットを確認して、電車内デジタルサイネージ広告を出稿するべきか検討しましょう。

動画を使用した表現が可能

電車内デジタルサイネージ広告では、動画を使用した表現が可能です。

静止画の広告に比べて、動画を使用した広告は動きや音声によって多くの情報を伝えられます。

電車内の液晶モニターに動画広告を配信することで、電車を利用する乗客へ向けて効果的に商品やサービスをアピールできます。

従来の電車内の広告は、つり革広告やドア横、窓上の静止画広告が主流でしたが、現在では動画広告を出稿可能です。

また放送枠を押さえて期間中にアピールする商材を変更可能なので、広告費を抑えて多くの商材を宣伝できます

幅広い層へ訴求できる

電車内デジタルサイネージ広告を出稿すれば、幅広い層へ請求できるメリットを得られます。

電車は通学で利用する学生や通勤目的で乗車する社会人、主婦層やシニア層まで幅広い層が利用する交通手段です。

デジタルサイネージ広告は顕在顧客だけでなく、まだ商品やサービスを認知していない潜在顧客へアピールできる点が魅力的です。

電車内デジタルサイネージ広告を出稿すれば、電車を利用する幅広い層へ請求できるため、高い広告効果が期待できます。

制作コストを抑えられる

電車内デジタルサイネージ広告を出稿するメリットは、制作コストを抑えられることです。

広告の納品形式がデータ送稿になるため、紙代やインク代・郵送代などの余分なコストを削減して、広告を出稿できます

さらに出稿期間中であれば、配信する広告を切り替えられるため、複数の商材を請求することが可能です。

広告の制作コストを抑えたい方は、電車内デジタルサイネージの価格相場を確認して出稿を検討しましょう。

電車デジタルサイネージ広告の主な掲出規格

電車デジタルサイネージ広告には、サイズや掲載期間など規格が設けられています。電車デジタルサイネージ広告出稿をスムーズに行うために、主な掲載規格を確認しておきましょう。

  • 広告サイズは約15~21インチが一般的
  • 1週間からの短期間で掲載も可能
  • 全車両にロール放映

それぞれのポイントを確認して、電車デジタルサイネージ広告の掲載規格を把握しましょう

広告サイズは約15~21インチが一般的

電車デジタルサイネージ広告のサイズは鉄道会社によって異なりますが、約15〜21インチが一般的です。

広告サイズが約15〜21インチであり、縦横比率が4:3または16:9のサイズを採用しているケースが多いです。

乗降ドアの上部に設置されたサイネージから、窓上部分の3面連続をサイネージ広告として活用するものもあります。

広告を出稿する鉄道会社や商品によって広告サイズは異なりますが、約15〜21インチが主流であることを理解しておきましょう。

1週間からの短期間で掲載も可能

電車デジタルサイネージ広告は、1週間からの短期間で掲載も可能です。

鉄道会社によっては2週間から掲載できる商材もありますが、一般的には1週間という短い期間から試せる商材を用意しています。

電車広告をはじめて掲載する際には、費用対効果を測定しながら出稿する広告内容や場所を検討しなければなりません。

電車デジタルサイネージ広告は1週間からの短期間で掲載できるため、費用対効果を測定しながら広告出稿を試せます

またイベント期間中のみ広告を出稿したい場合など、短期間だけ広告を掲載したいときには電車デジタルサイネージがおすすめです。

全車両にロール放映

電車デジタルサイネージ広告は、全車両にロール放送することが可能です。

ロール放送とは、一定数決められた放送枠の中で繰り返し広告を配信するシステムを指します。

たとえば「15秒放送/1ロール20分」の場合は、15秒間の広告を20分ごとに配信するという意味です。

一部の車両ではなく全車両にロール放送で広告を配信できるため、幅広いターゲット層に広告を請求できます。

商品によっては1社独占配信ができるジャック放送を取り扱っているケースもあるため、気になる方は確認しておきましょう。

主要路線の電車デジタルサイネージ広告の掲載費用

電車デジタルサイネージ広告の出稿を検討している方は、主要路線の掲載費用を確認しておく必要があります。

東京・大阪の主要路線における電車デジタルサイネージ広告の掲載費用は、次のとおりです。

  • JR東日本(トレインチャンネル等):20万円~
  • 東京メトロ:340万円~
  • 都営地下鉄:50万円~
  • 東急線:45万円~
  • 小田急線:70万円~
  • 京王線:60万円~
  • 西武線:80万円~
  • 東武線:30万円~
  • 相鉄線:20万円~
  • JR西日本:165万円~
  • Osaka Metro:80万円~
  • 阪急線:140万円~

なお、上記の掲載費用目安はすべて税別価格です。それぞれの主要路線における電車デジタルサイネージ広告の掲載費用を確認して、予算に合う料金プランを探して広告を出稿しましょう

JR東日本(トレインチャンネル等):20万円~

JR東日本のデジタルサイネージに広告を掲載すれば、首都圏のJR路線を広範囲にカバーできます

各沿線のニーズに合わせて単線販売も可能なので、予算に合ったプランを選択して広告を出稿できます。

JR東日本で掲載できるデジタルサイネージ広告の種類は、次のとおりです。

路線名 期間 放映秒数 費用(税抜) サイズ
トレインチャンネル 全線セット 7日 15秒 4,800,000円 15インチ(4:3)17インチ(16:9)
中央線快速 1,100,000円 15インチ(4:3)
京浜東北線・根岸線 990,000円 17インチ(16:9)
京葉線 350,000円
埼京線 550,000円
横浜線 300,000円
南武線 300,000円
常磐線各駅停車 200,000円
中央総武線各駅停車 800,000円
横須賀線・総武快速 300,000円
ゆりかもめ 100,000円
女性専用車セット 250,000円
N’EXトレインチャンネル 300,000円
まど上チャンネル 山手線・横須賀線・総武快速 7日 15秒 2,000,000円 21.5インチ(16:9)
横須賀線・総武快速 500,000円
サイドチャンネル 山手線 ジャック 2,800,000円

※調査日:2024年4月13日

引用元:JR東日本の車内ビジョン(トレインチャンネル・まど上チャンネル・サイドチャンネル) | 交通広告ドットコム

東京メトロ:340万円~

東京メトロでは、全線に搭載された車両ビジョンにデジタルサイネージ広告を配信できます

最大13分に1回、ロール形式で放映できるため、数多くのユーザーに広告を請求可能です。

東京メトロで利用できる電車デジタルサイネージ広告の掲載費用は、次のとおりです。

路線名 期間 放映秒数 費用(税抜) サイズ
Tokyo Metro Vision「TMV」 7日 15秒 3,400,000円 15インチ(4:3)17インチ(16:9)
メトロデジタルパッケージフル 7日 15秒 5,900,000円 15インチ(4:3)17インチ(16:9)

52〜70インチ

※調査日:2024年4月13日

引用元:東京メトロの車内ビジョン(Tokyo Metro Vision) | 交通広告ドットコム

都営地下鉄:50万円~

都営地下鉄では、新宿線・大江戸線・浅草線に搭載された車両ビジョンにデジタルサイネージ広告を配信できます

都営地下鉄で、電車デジタルサイネージ広告を配信する際に必要な掲載費用は、次のとおりです。

路線名 期間 放映秒数 費用(税込) サイズ
チカッ都ビジョン 7日 15秒 500,000円 17.5インチ(16:9)

※調査日:2024年4月13日

引用元:都営地下鉄の車内ビジョン(チカッ都ビジョン) | 交通広告ドットコム

最大14分に1回、ロール形式で放映し、都心に特化したプロモーションを展開できます。

東急線:45万円~

東急線では、東急線主要路線の車両ビジョンでデジタルサイネージ広告を配信できます

他線と比べ富裕層が多い東急線は、商品告知におすすめです。

なお東急線の電車デジタルサイネージ広告を出稿する際の費用目安は、次のとおりです。

名称 期間 放映秒数 費用(税別) サイズ
TOQビジョン 7日 15秒 1,500,000円 15インチ(4:3)17インチ(16:9)
TOQまど上ビジョン 450,000円 21インチ(16:9)
TOQ連結ビジョンジャック 1車両1面ジャック 500,000円

※調査日:2024年4月13日

引用元:東急線の車内ビジョン(TOQビジョン) | 交通広告ドットコム

小田急線:70万円~

小田急線は平均乗車時間が30分と長く、広告掲載に向いています最大15分に1回、ロール形式で放映され、ビジネス層や若年層など幅広いターゲット層にリーチできます。

小田急線で電車デジタルサイネージ広告を出稿する際の費用相場は、次のとおりです。

路線名 期間 放映秒数 費用(税抜) サイズ
小田急TV 7日 15秒 700,000円 17インチ(16:9)

※調査日:2024年4月13日

引用元:小田急線の車内ビジョン(小田急TV) | 交通広告ドットコム

また、小田急線の駅内にデジタルサイネージ広告を出稿するプランもあるため、電車広告とあわせて利用を検討しましょう。

京王線:60万円~

京王線は沿線に学校が多く、ビジネス層だけでなく学生などの若年層をターゲットにした広告配信が向いています

広告は最大12分に1回、ロール形式で放映され、60万円から利用できます。

京王線で電車デジタルサイネージ広告を出稿する際の費用目安は、次のとおりです。

路線名 期間 放映秒数 費用(税抜) サイズ
K-DGチャンネル 7日 15秒 600,000円 17インチ(16:9)

※調査日:2024年4月13日

引用元:京王線の車内ビジョン(K-DGチャンネル) | 交通広告ドットコム

また、京王線では天気予報やニュースなどのコンテンツとあわせて広告が放映されるため、旅行客をターゲットにしやすいです。

西武線:80万円~

西武線は池袋線地下乗入れの車両をはじめ、各線搭載車にデジタルサイネージを設置しています

東京メトロや東急線など他の路線にも乗り入れているため、幅広いターゲット層にリーチできます。

西武線の電車デジタルサイネージ広告を出稿する際の掲載費用は、次のとおりです。

路線名 期間 放映秒数 費用(税抜) サイズ
Smileビジョン 7日 15秒 800,000円 15インチ(4:3)17インチ(16:9)

※調査日:2024年4月13日

引用元:西武線の車内ビジョン(Smileビジョン) | 交通広告ドットコム

東武線:30万円~

東武線は東武本線から東京メトロ日比谷線へ乗り入れるため、効率よくリーチを獲得可能です。

天気予報やニュースとあわせて広告を配信できるため、旅行客を含めた幅広いターゲット層に広告を請求できます。

東武日比谷線直通車両に掲出される車両ビジョン「東武トレインビジョン」の掲載費用は、次のとおりです。

路線名 期間 放映秒数 費用(税抜) サイズ
東武トレインビジョン 7日 15秒 300,000円 17インチ(16:9)

※調査日:2024年4月13日

引用元:東武線の車内ビジョン(東武トレインビジョン) | 交通広告ドットコム

相鉄線:20万円~

相鉄線では横浜駅から沿線を結んでいるため、東京エリアだけでなく横浜エリアのユーザーに効率よく広告を請求できます

東京メトロやJR東日本のサイネージ広告を利用する場合は、数百万円単位の高額な費用が発生します。

対して相鉄線は、20万円からサイネージ広告を配信でき、コストパフォーマンスが高い料金プランが魅力的です。

相鉄線の全線に掲出される車両ビジョン「トレインビジョン」の掲載費用は、次のとおりです。

路線名 期間 放映秒数 費用(税抜) サイズ
トレインビジョン 7日 15秒 200,000円 17インチ(16:9)

※調査日:2024年4月13日

引用元:相鉄線の車内ビジョン(トレインビジョン) | 交通広告ドットコム

JR西日本:165万円~

JR西日本では、普通車と快速車両方に放映できるデジタルサイネージを設置しています。

JR西日本の広範囲な路線網に広告を出稿できるため、幅広いターゲット層に広告を請求可能です。

電車デジタルサイネージ広告をJR西日本で出稿する際の掲載費用は、次のとおりです。

路線名 期間 放映秒数 費用(税抜) サイズ
JR西日本 WESTビジョン全車 7日 15秒 1,650,000円 19インチ(4:3)

※調査日:2024年4月13日

引用元:JR西日本の車内ビジョン | 交通広告ドットコム

Osaka Metro:80万円~

大阪の中心部から郊外にかけて路線網を巡らせているOsaka Metroでは、電車デジタルサイネージ広告を出稿できます。

駅間固定の放映などにも対応しており、他社の鉄道会社にはない広告プランも用意しています。

Osaka Metroの主要路線である御堂筋線に電車デジタルサイネージ広告を出稿する際の掲載費用は、次のとおりです。

路線名 期間 放映秒数 費用(税抜) サイズ
Osaka Metro トレビジョン(駅間固定枠) 7日 15秒 980,000円 17インチ(16:9)
Osaka Metro トレビジョン(通常スポット) 800,000円

※調査日:2024年4月13日

引用元:大阪メトロの車内ビジョン | 交通広告ドットコム

阪急線:140万円~

阪急線では、大阪と神戸間をつなぐ路線網にデジタルサイネージ広告を出稿できます

阪急線は他社の鉄道会社に比べて車両内に広告が少ないため、競合が少ない環境で広告を請求可能です。

電車デジタルサイネージ広告を阪急線に出稿する際の掲載費用は、次のとおりです。

路線名 期間 放映秒数 費用(税抜) サイズ
阪急電鉄 阪急トレインビジョン 半年 15秒 1,400,000円 15インチ(4:3)

※調査日:2024年4月13日

引用元:阪急線の車内ビジョン | 交通広告ドットコム

まとめ

デジタルサイネージ広告を電車内に出稿すれば、路線を利用する幅広いユーザーに向けて自社製品・サービスを請求できます

サイネージ広告であれば動画を利用した広告を配信できるため、静止画の広告より多くの情報を伝達可能です。

電車デジタルサイネージ広告は、1週間単位の短期間から掲載できるため、予算を抑えた広告出稿に向いています。

広告出稿の際には、この記事で紹介した掲載費用の目安を参考に、予算に合った料金プランの出稿場所を探しましょう。