病院・クリニックでデジタルサイネージに広告出稿するメリット!価格相場や活用事例も
更新日:2024.04.14
デジタルサイネージ広告を出稿する際は、訴求力が高い出稿場所を探すことが重要です。病院やクリニックでデジタルサイネージ広告を配信すれば、医療や健康に関する広告を効果的に訴求できます。
「病院にデジタルサイネージ広告を出稿するべきか悩んでいる」方は、出稿するメリットとデメリットを確認しておきましょう。
この記事では、病院やクリニックにデジタルサイネージ広告を出稿するメリットとデメリットを詳しく解説します。
病院デジタルサイネージ広告の出稿価格相場もあわせて解説しますので、最後まで読んで広告の出稿場所を検討して下さい。
※本記事は、2024年4月13日に調査した時点での情報を掲載しています。閲覧の時期によっては情報に誤りがある可能性があるため、ご留意ください。
目次
病院・クリニックへのデジタルサイネージ広告出稿事例
病院やクリニックにデジタルサイネージ広告を出稿する際には、実際に広告を配信している成功事例を確認しておきましょう。
病院やクリニックへのデジタルサイネージ広告の出稿事例として、次の3つを紹介します。
- メディキャスター
- アットリンクビジョン
- アイセイ薬局
それぞれの事例を確認して、病院やクリニックにデジタルサイネージ広告を出稿するべきか検討しましょう。
メディキャスター
メディキャスターは、全国1,000施設以上の医療機関で採用され、医療専門のサイネージとして20年以上の実績があります。
医療分野に特化した動画制作ノウハウを活かして、病院やクリニックでのマーケティング活動をサポートしています。
待合室での待ち時間を有効活用して、クリニックの診療内容や自社サービスを効果的に宣伝することが可能です。
さらにSNSコンテンツやホームページなどのWeb媒体で個別にアピールするサービスも備えており、広報活動を支援してくれます。
豊富なノウハウを活かしてプロのデザイナーが制作したオリジナル動画を、病院に設置したサイネージ広告で配信できます。
参照元:クリニック向け動画サービス Medicastar メディキャスター | 株式会社レイヤード
アットリンクビジョン
アットリンクビジョンは、月間で最大88万人の母親をターゲットにフォーカスしてリーチできるサイネージ広告です。
産科・婦人科の待合室でサイネージ広告を配信するため、60〜90分ほどの待ち時間を有効活用して広告を宣伝できます。
産科・婦人科の来院患者のうち85%以上が20〜30代の女性であるため、ターゲット層に合う商品やサービスを訴求しやすいです。
診察待ち順番表示、呼出し番号など注目度が高い情報を表示するモニターに広告を配信できるため、商材の認知度を高められるでしょう。
全国500以上の産科・婦人科施設で放映が可能で、不特定多数のユーザーへ向けて広告配信ができます。
アイセイ薬局
アイセイ薬局では、約1500店舗で放映可能なネットワーク型サイネージを提供しています。
待ち時間の間に複数回の広告接触ができるよう、放映を設定しており、商材への理解度を深められます。
放映期間は1ヶ月から対応し、10分に1回の頻度で広告を配信するため、薬局を訪れた利用者へ商材を認知させることが可能です。
また、エリアや科目別に配信する店舗を絞り込めるため、予算内で費用対効果の高い広告配信を実現できます。
参照元:媒体紹介「ヘルスケアビジョン」|ストアプロモーション事業|調剤薬局のアイセイ薬局
病院・クリニックのサイネージに広告出稿するメリット
病院にデジタルサイネージ広告を出稿するべきか悩んだ際には、「どのようなメリットを得られるか」確認しておきましょう。
病院・クリニックのサイネージに広告を出稿するメリットは、次のとおりです。
- 長い待ち時間で訴求力が高い
- ターゲット層を絞れる
それぞれのメリットを確認して、病院やクリニックのデジタルサイネージに広告出稿するべきか検討してください。
長い待ち時間で訴求力が高い
病院やクリニックのサイネージに広告出稿するメリットは、長い待ち時間で訴求力が高いことです。
厚生労働省が公表した「令和2(2020)年受療行動調査(概数)の概況」によると、「病院の種類別にみた外来患者の診察等までの待ち時間」は、次のとおりでした。
待ち時間 | 割合 |
15分未満 | 27.9% |
15〜30分未満 | 25.8% |
30〜60分未満 | 20.9% |
60〜90分未満 | 10.1% |
90〜120分未満 | 6.4% |
120〜180分未満 | 3.6% |
180分以上 | 1.8% |
無回答 | 3.5% |
※調査日:2024年4月13日
引用元:厚生労働省が公表した「令和2(2020)年受療行動調査(概数)の概況
待ち時間が15〜30分と解答が最も多く、次に60〜90分と1時間以上、中には2時間や3時間以上かかることもあります。
待合室で何もせず待っている間に、デジタルサイネージ広告が配信されれば、自然と目線が広告に集中します。
病院のサイネージ広告を利用すれば、待ち時間が長いデメリットを活かして、効果的に商材をアピールすることが可能です。
ターゲット層を絞れる
病院やクリニックのサイネージに広告を出稿することで、ターゲット層を絞り込んで広告を配信できます。
たとえば、小児科の待合室で子育て世帯をターゲットにした商品・サービスを提供すれば、訴求力を高めることが可能です。
内科では高齢者を対象にしたサプリメントや健康器具、眼科ではコンタクトレンズなどが効果的です。
待合室にいる患者が求める商材・サービスを広告で配信すれば、患者の興味を惹きつけて効果的にアプローチできます。
さらに病院のサイネージで広告を出稿すれば「病院で紹介されていた商品」とみなされ、商材の信頼性を高められます。
病院のサイネージ広告は、自社の商材をブランディングするチラシとしての役割も発揮できるためおすすめです。
病院・クリニックのサイネージに広告出稿するデメリット
病院・クリニックのサイネージに広告を出稿するべきか検討する際には、メリットとあわせてデメリットも確認しておきましょう。
病院・クリニックにデジタルサイネージ広告を出稿するデメリットは、次のとおりです。
- 広告内容の制限
- 音声の制限
それぞれのデメリットを確認して、病院でデジタルサイネージ広告を出稿するべきか検討してください。
広告内容の制限
病院やクリニックのサイネージに広告出稿するデメリットは、広告内容の制限に引っかかる可能性があることです。
医療機関としての倫理や規制によって、特定の商品やサービスを過度に推奨する行為は控えなければなりません。
また、患者の不安をあおるような内容や、不適切な画像など表現を控える必要があります。そのため、病院やクリニックのサイネージに広告出稿する際には、表現内容を考慮しなければなりません。
自社が思い描くとおりに広告を制作できない制限こそ、病院デジタルサイネージを利用するデメリットです。
音声の制限
病院やクリニックにデジタルサイネージ広告を出稿するデメリットは、音声の制限があることです。
病院や薬局の待合室では、患者がリラックスできるようにサイネージから流れる音声が制限されています。
多くの場合は無音での広告配信になるため、聴覚情報ではなく視覚情報で商品やサービスをアピールしなければなりません。
病院やクリニックのサイネージ広告を利用する際には、広告の訴求力が落ちる可能性があるため、表現方法に注意しましょう。
視覚情報やメッセージ性に富んだデザインで広告を制作し、字幕を表示させて伝えたい内容をアピールすることが大切です。
病院デジタルサイネージの広告出稿価格相場
病院デジタルサイネージの広告を出稿する際には、価格相場を確認しておく必要があります。
広告データベースを運用している「ニッチメディア」によると、病院のサイネージに広告出稿する際の価格相場は、次のとおりです。
放映面数 | 60秒映像を1ヶ月間配信する際の価格相場 | 最大視聴可能人数(予測) |
401~500面 | 200万円 | 111人 |
301〜400面 | 180万円 | 89万人 |
201〜300面 | 150万円 | 67万人 |
101〜200面 | 120万円 | 45万人 |
101〜200面 | 80万円 | 23万人 |
※調査日:2024年4月13日
引用元:ニッチメディア「病院サイネージ広告の広告料金参考値」
なお、出稿する広告会社やプランによって、価格相場は異なるので、見積もり依頼をしてから出稿場所や方法を選びましょう。
まとめ
病院やクリニックのサイネージに広告出稿すれば、長い待ち時間を活かして自社の商材を効果的にアピールできます。
さらに病院の科目別にターゲットを絞り込んで、広告を配信できるため、訴求力の高い広報活動が可能です。
しかし、病院のサイネージに広告出稿する際には、広告内容や音声の制限があるため、表現方法に注意しなければなりません。
広告出稿の際には、この記事で紹介した内容を参考に、予算に合った料金プランの出稿場所を探しましょう。