OOH広告(屋外広告)とは?種類や特徴、市場規模などを解説!

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「OOH広告」または「OOH」とは、どのような広告でしょうか。主にインターネット広告を扱っている人にとっては、あまり馴染みがない分野かもしれません。

OOH広告は屋外に設置された看板広告や電車内の広告を指しますが、他にも多くの種類があります。また、デジタルサイネージや街頭ビジョンなどの、ITと融合させたデジタルOOH広告と呼ばれる手法も増加中です。

この記事では、各種のOOH広告を紹介するとともに、それぞれの特徴やメリット・デメリットも解説します。また、OOH広告の市場規模や有望な領域も紹介しますので、OOH広告を活用するための参考にしてください。

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OOH広告とは?どういう意味?

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OOHとは、家庭や自宅の外という意味の英語「Out of Home」の頭文字をとった略称です。OOH広告は、屋外にある広告のことを指します。最近では「OOH」という略された形だけで、OOH広告やメディアを表すことも増えてきました。

OOH広告の具体例は、道路沿いの看板や、ビルの壁に設置された大型ビジョンなどです。それらの広告枠を使用したい企業が、費用を払って広告を出稿します。そのため、ペイドメディアの一種に分類されます。

OOH広告は屋外に設置されるため、近くを通る人の興味関心や趣向に関わらず見てもらえることが特徴です。広い対象にPRでき、商品やサービスなどの認知度の向上にも適しています

また、デザイン性の優れた広告を展開できるので、SNSで拡散されやすいことも強みのひとつです。

OOH広告の種類

OOH広告は消費者が自宅の外で接する広告です。とはいえ、屋外に設置されているものばかりではありません。また、古くからあるもの、新しく開発されたものなど、多種多様です。

ここでは7種類の代表的なOOH広告を紹介します。

  • デジタルサイネージ
  • 該当ビジョン
  • 広告看板
  • 交通広告
  • ラッピングカー
  • アドバルーン広告
  • 広告幕

デジタルサイネージ

デジタルサイネージは液晶ディスプレイなどの画面に表示される広告です。ディスプレイは、人通りの多い場所の壁や柱に設置されます。例えば、ショッピングモールやスポーツアリーナ、ビルのエレベーター内、駅や空港などが代表例です。

静止画だけでなく、動画やテキストも組み合わせられる点が特徴です。インパクトがあり情報量の多い広告を表示できます。

また、素早く柔軟に配信コンテンツを更新できることも強みです。イベントに合わせて広告を変更するだけでなく、時間帯ごとに異なる広告を表示することもできます。

加えて、デジタルサイネージ広告・近年設置が進んでいるトイレサイネージ広告に関しては下記記事でも詳細に解説しています。

出稿を検討している場合は、料金相場も合わせて、ぜひ参考にしてください。

【完全版】デジタルサイネージ広告とは?料金・仕組み・事例・効果・目的などを解説!

トイレサイネージ広告とは?出稿する3大メリットとその効果を解説

OOH広告(屋外広告)とは?種類や特徴、市場規模などを解説!

街頭ビジョン

街頭ビジョンとは都市部のビルや商業施設の壁などに設置されている大型の画面を指します。渋谷のスクランブル交差点周辺にたくさんの大型ビジョンが並んでいるのは、テレビや映画などでも頻繁に映されます。その画面が街頭ビジョンです。

また、新宿アルタビルのビジョンのようにランドマークになることもあります。この場合、画面が大きくインパクトが強いだけでなく、幅広い手法で表現できるため多くの人の目をひくことができます。

最近では3Dディスプレイを使用した街頭ビジョンも増え、広告自体のエンターテイメント性もさらに高められています。

広告看板

広告看板は印刷された広告を設置するものです。ビルの壁や道路沿いに設置された大型の看板や、電柱に設置された小型の看板など、様々な種類があります。

OOH広告としては古くからある手法です。サイネージやビジョンと異なり、静止画しか扱えません。そのため、目をひくインパクトは弱くなりますが、比較的安価に出稿できる特徴があります。

また、地域を指定して設置できるため、店舗などの限定されたエリアでの認知度を高めたい際に多く使われます。

交通広告

交通広告は、電車やバスなどの交通機関に関係した広告媒体を指します。例えば、駅の構内やホームに設置された広告、電車やバスの車内広告などがあります。

多くの人の目に触れる点は他のOOH広告と同様です。交通広告ならではの特徴としては、通勤や通学で毎日のようにその地点を訪れる人に対して、何度もリーチできるという強みがあります。

また、交通機関は公共性が高いため、出稿することで信頼感を獲得でき、ブランディングにも役立ちます。

加えて、タクシー広告も交通広告の一種とされますが、特徴が異なります。タクシーは少人数や1人で乗ることが多いため、直接手に取るチラシや、いわゆるコンプレックス商材などの繊細な題材の広告も扱いやすいことが特徴です。

ラッピングカー

ラッピングカーとは車の外面に広告を設置して、街の中を走らせるOOH広告です。車をラッピングするように、外側全面にフィルムを貼って広告にすることから、このように呼ばれます。

使われる車は、乗用車サイズから4トントラック程度の大型車まで様々です。大型車を使った場合、アドトラックと呼ばれることもあります。

そのため、ラッピングカーはデザイン性の高い広告を制作できることが特徴です。音声を流すこともできるため、目と耳にインパクトを与え、注意をひくことができます。また、認知度を高めたい地域だけを指定でき、ターゲットを絞った広告展開も可能です。

アドバルーン広告

アドバルーン広告は、広告を印刷した大きな風船を浮かべたり垂れ幕を吊るす手法です。大きくカラフルで目立つため、インパクトのある広告を表示できます。

屋外の高い位置に設置できるため、広い範囲の人に見てもらえます。屋外でのイベントなど、大規模な集客をしたい場合に有効です。

アドバルーンが浮かんでいる位置がわかるため、新しい店舗の開店やオープンハウスなど、特定の場所に人を呼びたい際にも使われます。他の広告と比べ設置や撤去が簡単で、費用も比較的安くおさえられます。

広告幕

広告幕とは、大型の布地やビニール素材に広告を印刷し掲示するものです。ビルの壁、建物の屋根、ビルの工事をする際の足場などにも設置できます。イベント会場やスポーツ施設でもよく見られます。

広告幕は、大きなものを作れる点がポイントです。その大きさから、見る人にインパクトを与え、遠くからでも気づいてもらえます。一時的に設置される広告幕もありますが、耐久性の高い素材を使えば、長期間使用することも可能です。

その他、オフライン広告の種類については下記記事にて詳しく解説しています。より多くの広告方法を知ることができるので、ぜひあわせて参考にしてください。

オフライン広告とは|5種類の広告と成果を出すためのポイントを解説

OOH広告の特徴・メリット

広告には多くの種類や手法があり、それぞれ特徴があります。その中からOOH広告を選び、使うことのメリットを見てみましょう。メリットを十分に理解すれば、より効果的にOOH広告を活用することができます。

ここでは、4つのメリットを解説します。

  • 繰り返し見てもらえる可能性が高い
  • エリアを絞ってターゲティングできる
  • 人の記憶に残りやすい
  • 広告として嫌悪感を持たれにくい

繰り返し見てもらえる可能性が高い

OOH広告は多くの人の目に留まりやすいことが大きなメリットです。屋外の目立つ場所に設置されることが多いため、ターゲットを絞ることなく広く認知してもらうことができます。

さらに、野外に設置することで、多くの人に繰り返し見てもらえる可能性も高くなります。各個人はそれぞれ頻繁に訪れる行動範囲を持っています。通勤や通学のルートなど、毎日通る場所も少なくありません。

特に交通広告、街なかに設置されたデジタルサイネージや広告看板などは、繰り返し見てもらいやすい傾向があります。生活習慣の中の移動プロセスに組み込まれるためです。

エリアを絞ってターゲティングできる

OOH広告は場所やエリアを指定して出稿できるものがほとんどです。出稿するエリアを絞ることで、広告を見るターゲットを設定することができます

ビジネスマンに見てもらいたい広告なら、オフィス街に近い駅のデジタルサイネージを使うのが効果的です。ターゲットが大学生なら、多くの学生が通学に使う電車やバスに、子育て世帯なら家族連れが多いショッピングセンターが有効でしょう。

このように、エリアや場所の特色を把握して出稿することでターゲットを絞り、費用対効果を高めることが可能です。

また、デジタルサイネージや街頭ディスプレイなら、時間を指定して広告を出稿することもできます。同じ場所でも時間帯によって通る人の属性は変わるため、さらに詳細なターゲティングも可能です。

人の記憶に残りやすい

OOH広告が同じ人に繰り返し見てもらえる可能性が高いことは、すでにご説明しました。繰り返し接触することで、その内容を認知し、覚えてもらえる可能性も高まります。

ただし、OOH広告が人の記憶に残りやすい理由は、それだけではありません。OOH広告のクリエイティブの特徴も理由の一つです。

OOH広告にはインパクトのあるクリエイティブが多いです。映像と画像を使えるデジタルサイネージや街頭ビジョン、広告看板や広告幕など、そのどれもが遠くから見ても目立つくらい強いインパクトがあります。

人は違和感を持って注意を向けたものを覚えやすい傾向があります。さらに、繰り返し目にすることで、OOH広告は記憶に残りやすいという特徴があります。

広告として嫌悪感を持たれにくい

OOH広告は基本的に、街や建物、乗り物の中に設置されています。OOH広告に触れる消費者は、広告を元々そこにあるものとして認識し、邪魔に感じることが少ないのです。

テレビCMのように、自分が楽しんでいることを中断して割り込んでくることがありません。興味がある場合だけ自分の意思で見ればいいため、嫌悪感を持たれにくいという特徴に繋がります。

Web広告のように、自分の情報が使われているという印象を受けないことも、嫌悪感を持たれにくい理由です。インターネットの閲覧履歴を元に表示されるWeb広告は、個人情報を見られていることを意識させられます。

しかし、OOH広告は広く不特定多数の人たちに向けて設置されているため、警戒されません。

ただし、好みや感じ方には個人差があります。家族連れの多い場所に成人向けの広告看板が設置されていたり、あまりに頻繁に大きな音を出すラッピングカーが通ったりすると、嫌悪感を持つ人もいるので注意が必要です。

OOH広告のデメリット

もちろん、多くのメリットを持つOOH広告にも、特有のデメリットはあります。OOH広告の特徴や注意点を把握して、より効果的に活用するために、デメリットについても理解しておきましょう。

ここでは、3つのデメリットを解説します。

  • 効果測定が難しい
  • 設置場所を誤ると効果が期待できない
  • 費用がかかる

効果測定が難しい

OOH広告の大きなデメリットは、効果測定が難しいことです。OOH広告は主に屋外に設置され、その近くを通った人にアプローチできます。しかし実際にその場に何人いて、その中の何人が広告を見たか、そして何人が覚えてくれたかを計測することはできません。

Web広告ならば、何人のPCやスマホに表示されその中の何人が広告をクリックして詳しく見たか、明確な数値で計測できます。OOH広告では、そのような計測ができないのです。

OOH広告を出稿したことによって、自社の商品やサービスの顧客がどれくらい増えたか、どれくらい売上があがったかを正確に把握することはできません。PDCAサイクルを回しにくく、施策のブラッシュアップが難しいことが課題です。

設置場所を誤ると効果が期待できない

OOH広告を活用する際に重要なことの一つに、設置場所の選定があります。設置場所の選び方を間違えると、期待した効果が得られません

例えば、OOH広告を設置した場所が、想定したよりも人通りが少ないということがあります。そもそも広告を見てくれる人が少ないため、効果は得られません。

繁華街などの人の多い場所は、OOH広告を設置するスペースとしても人気なため、多くのOOH広告が並びます。通行人に届く情報が過多となり、たくさんの広告の中に埋もれてしまうのです。この場合も、やはり効果は薄くなってしまいます。

OOH広告を設置したエリアの特性と、広告の内容が合っていない場合も、効果が得られません。例えば、周辺に大学が複数集まっている駅にビジネスマン向けの広告を設置しても、十分な効果は期待できないでしょう。

費用がかかる

OOH広告を出稿するためには、広告を設置するスペースを確保するための費用と、制作するための費用が必要です。

スペースを確保する費用は、その場所に集まる人の多さによって異なります。多くの人の目に触れるためには、その分多額の費用がかかります。

また、Web広告では出稿スペースは細かく切り売りされているので、少額の予算からでも広告を出稿できます。OOH広告の場合は、スペースは一定期間の全体を買い切る必要があるものがほとんどです。

加えて、OOH広告では広告素材の制作にも高額な費用がかかります。大きな広告看板や広告幕を制作したり、インパクトや耐久性を持たせるために特殊な素材を使うことも少なくありません。

そのため、OOH広告はWebや雑誌などの広告素材を制作する場合に比べ、費用が大きくなりやすくなってしまいます。

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市場規模が伸びてきているOOH広告

OOH広告は広告看板などを代表例に、古くからある広告手法です。それに加えデジタルサイネージをはじめとする、デジタルの仕組みを活用して配信するデジタルOOH媒体の増加に伴い、市場規模は拡大しつつあります

特に、街の中に設置されるデジタルサイネージは急激に増えています。街頭ビジョンが増えただけでなく、3Dディスプレイも登場しました。電車やタクシーの中の広告も、ポスターなどの紙媒体からモニターに変わってきています。

その結果、これらの新しい媒体が牽引する形で、OOH広告の市場が伸びているのです。

CARTA HOLDINGSの調査によると、この傾向は今後も続くと予想されています。2025年の日本国内のデジタルOOH広告市場は1,083億円と予測され、2000年の約2倍です。

(引用元:RTB SQUARE https://rtbsquare.work/archives/40539

また、市場規模の急拡大に伴い、デジタルOOH広告の需要も増えるものと予想されます。

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xAdbox(アドボックス)は、トイレ空間を活用した、広告配信サービスです。既存の個室トイレにタブレット端末を設置し、トイレ利用者に広告を配信します。

xAdboxでは、トイレという個室空間を有効的に活用することで、従来のマス広告と比べて効率的な広告配信が可能です。また、施設利用者を分析し、男女や地域、職種、時間帯など細かくセグメントを分けて、よりターゲットに近いユーザーに配信が可能になります。

マス広告の場合、想定インプレッション数しか分かりませんが、xAdboxであればどこで何人にリーチしたかがわかるため、広告効果の検証もしやすいです。

トイレ内は他の競合コンテンツが少ないため、目を奪われづらい場所です。もしOOH広告を検討している場合は、是非xAdboxでの広告出稿もご検討ください。

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まとめ

本記事では、OOHについて、種類や特徴、実際に使う際のメリットなどを紹介しました。

OOH広告は、消費者が自宅の外で触れる広告です。代表的なメディアには、昔ながらの広告看板や交通広告などがあります。

インターネット広告とは異なり、街の中で広く多くの人に見てもらえることが特徴です。インパクトを持たせることもでき、同一人物に繰り返し接触させることで、人の記憶に残りやすいこともメリットです。

ただし従来の手法では、Web広告のようなターゲットを詳細に絞っての出稿や、明確な効果測定はできません。一方で、近年ではxAdbox(アドボックス)をはじめ、これまでのOOH広告の弱みを克服するデジタルOOH広告も増えています

自社の宣伝・収益向上のために、OOH広告の設置場所やタイプ、適切な利用方法を踏まえて、広告を出稿してみましょう。