テレビCMの3つの広告効果とは?デメリットと効果向上のポイントも解説
更新日:2023.11.21
インターネットやスマートフォンの普及により、数年前から「若者のテレビ離れ」という言葉が聞かれるようになりました。
しかし、テレビは今でも日常的に見られており、テレビCMは現在も影響力のある広告だといえます。
しかし、実際にどのような効果があるのか、はっきりわからない方もいるでしょう。
この記事では、テレビCM出稿に必要な広告効果を3つ解説。さらに、テレビCMのデメリットと効果を向上させるポイントにも触れます。テレビの広告効果を最大限に活かし、効果的なマーケティングをしましょう。
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テレビCMに期待できる3つの広告効果
テレビ番組を見る不特定多数の視聴者のほとんどが、テレビCMを見ているでしょう。
テレビCMは、1本15秒または30秒の長さでテレビ番組の途中に放送されます。
短い時間でもCMを見てもらうことで、さまざまな効果が期待できますが、ただ流せばいいわけではありません。
広告出稿時のルールを守りながら、マーケティングの効果を高めることが大切です。
ここからは、テレビCMに期待できる3つの広告効果を具体的に解説します。
- 認知度向上
- ブランドイメージの向上
- 購買意欲の向上・売上アップ
認知度向上
テレビCMは、多くの人に視聴してもらうことで、自社商品やサービスについて認知度の向上が期待できます。
総務省の発表では、、休日のテレビ視聴時間は1日あたり全体で2.7時間を超えています(※)。
年齢により差はありますが、テレビ視聴者はまだまだ多いことから、テレビCMに効果があるのがおわかりいただけるでしょう。
主なメディアの利用時間と行為者率 令和3年版
年齢 | 媒体 | 平日(1日) | 休日(1日) | ||
利用時間 | 行為者率 | 利用時間 | 行為者率 | ||
全体 | テレビ | 163.2H | 81.8% | 223.3H | 80.5% |
インターネット | 168.4H | 87.8% | 174.9H | 84.6% | |
20代 | テレビ | 88.0H | 65.7% | 132.3H | 64.3% |
インターネット | 255.4H | 96.0% | 293.8H | 97.7% | |
60代 | テレビ | 271.4H | 92.9% | 334.7H | 91.8% |
インターネット | 105.5H | 71.3% | 83.7H | 63.1% |
参考:総務省HP 主なメディアの利用時間と行為者率 令和3年版
ブランドイメージの向上
テレビCMで商品やサービスを紹介すると、高いブランドイメージの向上が期待できます。
テレビ番組中に繰り返し流れることで、テレビCMは強く視聴者の印象に残ります。覚えやすいフレーズを知らずに口ずさんでしまうこともあるでしょう。
また、テレビで流れている広告を見た視聴者に、有名な企業の信頼できる商品だという印象を与えられます。
ブランドイメージは、ファッションやアクセサリーなど、商品のイメージにあったタレントやモデルを起用して確立します。
テレビCMは、商品やサービスに対して特定のイメージを訴求することで、ブランドイメージの確立や認知度向上につなげることが可能です。
購買意欲の向上・売上アップ
テレビCMには、購買意欲の向上・売上アップを促進させる力もあります。
テレビCMが全国で放送されると、商品やサービスは広く周知されますが、番組は見てもテレビCMを見ない視聴者も多くいるでしょう。
商品やサービスのアピールができるCMは、ただ放送されるだけでは必ずしも購入に結び付くとは限りません。
しかし、好感度や人気の高い芸能人・インフルエンサー・自分の好きなアイドルや俳優が出演することで、興味や関心は一気に高まります。
テレビCMの効果を最大限に引き出すには、洋服やアクセサリーであれば同じものを身につけたい、おいしそうな商品であれば食べてみたいなど、視聴者を惹きつけることが大切です。
このように、テレビCMには視聴者を視覚的に刺激することで、商品の購入を促進させる役割があります。
テレビCMのデメリット
テレビCMには、視聴者にブランドイメージを植え付けたり、売上がアップしたりといったメリットがありますが、デメリットもいくつかあります。
ここからは、テレビCMの3つのデメリットを順に紹介します。デメリットを理解して、効果的な広告出稿の参考にしましょう。
- 費用対効果の厳密な測定が難しい
- 放映にかかるコストが高い
- ターゲティングの精度が低い
費用対効果の厳密な測定が難しい
テレビCMは、費用対効果の厳密な測定が難しいというデメリットがあります。
どのような年齢層がどの番組やCMを見ているのかは、視聴率やアンケートなどで知ることはできますが、多くのデータを取得するための費用・時間もかかります。
例えば、商品が売れたとしても、テレビCMがきっかけだったのか、SNSの広告による拡散で売れたのか、はっきり限定することはできません。
ただし、テレビ広告によって会社の商品やブランドイメージの認知度が向上した結果、商品やサービスの売り上げにつながるとはいえます。
かかったコストに対し、テレビCMが商品の売り上げにどれ程の影響力を与えたかという、費用対効果の厳密な測定は難しいといえるでしょう。
放映にかかるコストが高い
他の広告と比べて、テレビCMの放映にかかるコストは比較的高いといえます。
テレビCMの制作にかかる費用相場は、総額110万円〜11,000万円程度です。
内訳は放映費と製作費(企画費・動画制作費・タレントの出演料など)からなり、目安の料金は次のとおりです。
- 放映費は民法キー局で15秒のCMを1回流すにつき83万円~
- 作成費は、タレントの出演費を除いて110万円〜660万程度
「※掲載金額は全て税込価格 」
テレビ広告の費用については、下記記事にて詳しく解説しています。広告費を抑えるコツについても紹介していますので、ぜひあわせて参考にしてみてください。
テレビCM放映の費用は、動画内容・タレント・放映時間によって異なります。
例えば、地方局で朝4時に静止画を使ったものと、全国ネットでゴールデンタイムに有名タレントを起用したものでは大きな差が出るでしょう。
テレビCM出稿は、自社の目的と予算にあったプラン作りがポイントです。
ターゲティングの精度が低い
テレビCMは不特定多数の人に情報を提供するため、ターゲティングの精度は低くなりがちです。
例えば、Web広告やデジタルサイネージでは、性別・年齢・時間帯など狙った属性によって細かくターゲットを絞った訴求が可能です。
一方テレビCMでは、コンビニの新メニューの発売など、不特定多数の消費者に向けてのメッセージが多く、大まかなターゲティングになってしまいます。
しかし、不特定多数の消費者に認知されることで、より多くの人に届きやすいというのはメリットだといえます。
テレビCMで伝えたい情報や商品が、どのくらいのターゲティングが必要かを見極めて、広告を出稿する必要があるでしょう。
テレビCMの広告効果はどう測定する?
テレビ広告を出稿するだけでは、マーケティング戦略にはなりません。
放送の前後で商品の売り上げはどう変化したのか、テレビCMの費用対効果を考え、データを集計して効果を測定することが重要です。
広告測定がむずかしいといわれるテレビCMですが、どのように広告効果を測定するのか、順にみていきましょう。
- 延べ視聴率などの指標を調査する
- 自社サイトの流入数の変化などを測定する
- 商品・サービスの購入者にアンケートを実施する
延べ視聴率などの指標を調査する
テレビCMの効果を測る際は、GRP「Gross Rating Point:延べ視聴率」などの指標を調査します。
GRPとは、スポットCMの効果測定をおこなう際に用いることが多く、GRPの数値が高いほど、効果が高くなります。
GRPの計算方法は、以下のとおりです。
- GRP(%)= 「世帯視聴率」×「CMの本数」
例えば、世帯視聴率10%の番組に10本のCMを流した場合、100GRPとなります。
GRPが高いほど効果も高いとされますが、世帯視聴率は、テレビをつけていれば視聴しているとカウントされます。
そのため、テレビを見ていなくてもGRPは高くなることも考えられ、GRPが高くても広告効果が高いと結びつけることはできません。
自社サイトの流入数の変化などを測定する
自社サイトの流入数の変化などを測定することで、テレビCMの効果測定ができます。
最近のテレビ広告では、「続きはWebへ」や「くわしくは〇〇をクリック」などの誘導広告をよく見かけます。
誘導がない場合でも、テレビCMを見たことで商品やサービスが気になった視聴者が、放送後にキーワード検索すれば、自社のWebサイトへの流入につながるでしょう。
テレビCM後に自社のWebサイトへの流入数を確認し、企業名や商品名のキーワードが増えた場合は、テレビCM広告の効果の可能性が高いといえます。
テレビCMの効果を測定して、マーケティングに活かしましょう。
商品・サービスの購入者にアンケートを実施する
自社商品やサービスを購入した人にアンケートを実施することで、テレビCMの効果測定が可能です。
アンケートをおこなう際には、アンケートを実施する目的を明確にしておきましょう。以下のようなアンケートをおこなうことで、テレビ広告を見て商品やサービスの購入に至ったのかがわかります。
- 商品やサービスの購入頻度
- お客様の満足度
- 自社のことを知ったきっかけはなにか
- 商品やサービスの改善点
アンケートの方法は、抽選で商品が当たるWebやハガキなど、さまざまな工夫をこらすことで回答率のUPにつながります。
このようなアンケートで、自社のことを知ったきっかけがテレビCMが含まれていれば、テレビ広告の効果が高いといえるでしょう。
テレビCMの効果を上げるためのポイント
テレビCMには、購買意欲を促す効果や、認知度の向上が期待できます。
一方、コストの高さとターゲティングの精度の低さといったデメリットもあります。
コストが高いテレビ広告の費用対効果を上げるためには、次のポイントを押さえましょう。
- CMの目的を明確に定める
- ターゲット層に合わせて放映時間・エリアを設定する
- YouTube広告など他のメディアと併用する
CMの目的を明確に定める
テレビCMの効果を上げるためには、CMの目的を明確に定めることが重要です。
自社の商品やサービスを誰に向けてアピールしたいのか定まっていなければ、テレビCMの内容も明確に決まらず、制作がスムーズにいきません。
テレビCMの時間は15秒から30秒がほとんどで、短い時間の中でいかに効率よく訴求できるかがポイントです。
商品の購入率を高めたい、企業の存在を知ってほしいなど、目的によってアピール方法は異なります。
たとえば、クリスマスに向けて子供のおもちゃを販売したい場合は、子供が欲しくなるような機能を見せて興味を惹きます。
さらに、実際に購入する保護者向けにお得なセット商品の紹介をするなど、ターゲットを明確にすることが大切です。
ターゲット層に合わせて放映時間・エリアを設定する300
ターゲット層に合わせて放映時間・エリアを設定することも効果を上げるポイントです。
テレビCMには「タイムCM」と「スポットCM」の2種類があります。
- タイムCM…特定の番組の放送枠で広告主が提供するCM
- スポットCM…番組に関わらず、テレビ局の定める時間に流すCM
事前にターゲットを定め、ターゲット層がよく見る時間に合わせて、放映時間やエリアを設定します。
たとえば、ターゲット層が主婦なら、昼の時間にタイムCMで繰り返し商品やサービスをアピールします。
会社員など働いているターゲットには、朝や帰宅後にスポットCMで興味をそそるような商品やサービスをアピールするといった具合です。
YouTube広告など他のメディアと併用する
テレビCMはYouTube広告など、他のメディアと併用することで効果を上げられます。
Youtube広告を扱うGoogleが提供している「Ads Data Hub(ADH)」を取り入れることで、セグメント別の効果や、リーチ単価などのさまざまな分析が可能です。
また、テレビCMをSNSと連動させることで、テレビCMだけではリーチできないユーザーへアプローチができます。
最近は、テレビを見ながらX(旧Twitter)を利用し、番組に対するツイートが日常になりました。
ドラマやバラエティ・歌番組など、X(Twitter)でバズっているからテレビを見るという、逆の現象でテレビCMを見てもらえる機会も増えるでしょう。
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テレビ広告は従来からある広告で、今も圧倒的な認知度と訴求効果があるオフライン広告だといえます。
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テレビCMと併用することで、認知効果がより高まることも期待できるでしょう。
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テレビ広告は、視聴者に対して商品やサービスを広く知ってもらえたり、ブランドイメージを印象づけたりすることで、さまざまな効果を得られます。
また、他のメディアと併用することで効果は倍増し、コストの高いテレビ広告の費用対効果を高めることも可能です。
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