広告出稿入門ガイド! 広告の種類・出稿方法・料金を完全解説
更新日:2023.10.14
「広告を出稿したいけど、どの媒体を使うべき?」と、悩んでいませんか?
広告を出稿する際には、自社に合った種類の広告と出稿方法を把握しておく必要があります。広告の種類によって発生する料金相場が異なるため、予算に合った広告出稿方法を選択することが大切です。
広告出稿を検討している方は、おもな広告の種類と大まかな出稿の流れを把握しておきましょう。
この記事では、広告出稿の基礎知識からおもな広告の種類まで詳しく解説します。
大まかな広告出稿の流れや料金相場まで併せて解説しますので、最後まで読めば適切な広告出稿が可能です。
最後まで読んで、自社に合った適切な出稿方法を選択してください。
また弊社では、トイレ空間でのデジタルサイネージ広告掲載サービスxAdbox(アドボックス)を展開しています。
xAdbox(アドボックス)は、トイレ空間で個室トイレの利用者に訴求力の高い広告配信をおこない、高い宣伝効果を実現しています。出稿場所を調整することで、ターゲットに近いユーザーに広告配信ができます。
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広告出稿の基礎知識
広告出稿とは、マス媒体やWEBサイト・SNSなどを活用して、自社の商品・サービスをアピールすることです。
広告を打とうか検討している方は、広告出稿の基礎知識を確認しておきましょう。広告出稿の基礎知識として、確認しておくべき内容は次のとおりです。
- 広告を出稿する目的
- 広告の出稿で得られるおもな効果
広告出稿の目的や得られる効果を把握して、広告を打つべきか検討しましょう。
広告を出稿する目的
広告を出稿する目的は、企業の課題や業種・提供するサービスによって異なります。広告を出稿する主な目的は次のとおりです。
- 自社製品・サービスの認知度拡大
- 問い合わせ件数の増加
- 予約者の獲得数増加
- 資料請求への誘導
- ホームページアクセス数の増加
いずれも製品やサービスを潜在顧客に認知してもらい、購買促進することが目的です。広告を出稿する際には、自社が「どのような効果を得たいのか」目的を明確にしておきましょう。
広告の出稿で得られるおもな効果
広告出稿により得られる効果を知っておかなければ、「なぜ広告を打つのか」目的を明確化できません。
広告出稿を検討している方は、広告によって得られる効果を把握しておきましょう。広告の出稿で得られるおもな効果は、次のとおりです。
- 自社ブランドのイメージアップ
- 自社製品・サービスの認知度拡大
- 製品・サービス情報の詳細共有
広告を出稿することで、自社の社名やブランド名を社会に広めて認知度を拡大できます。さらに自社製品・サービスを広告に掲載することで、認知度を拡大し詳細情報を広く普及できます。
広告は不特定多数のユーザーに向けて、広く伝えることが目的です。そのため、不特定多数にささる内容やターゲット層に向けてアプローチする内容など、広告に出稿する内容を工夫しましょう。
おもな広告(Web広告)の種類
広告を出稿する際には、どのような媒体で広告を打つか判断しなければなりません。自社にとって効果的な媒体を選ぶために、おもなWeb広告の種類を把握しておきましょう。
広告出稿の際に活用できるWeb広告の種類は、次のとおりです。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- 動画広告
- SNS広告
- 記事広告
- 純広告
- 交通広告
それぞれ広告の種類を把握して、どの媒体を採用すべきか判断してください。
リスティング広告
リスティング広告とは、GoogleやYahooなどの検索エンジンに配信される広告のことです。
リスティング広告は、ユーザーが検索した結果に反映して表示されるため「検索連動型広告」と呼ばれています。
検索エンジンで検索する内容に沿って広告を表示させるため、購買意欲のあるユーザーに対して効果的なアプローチが可能です。
リスティング広告は少額のコストで出稿でき、ターゲット層に有効なアプローチができるため、費用対効果が高い広告媒体といえます。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に広告を出稿する方法です。
画像や動画・テキストを組み合わせて表示させる広告であり、「バナー広告」とも呼ばれます。
Webサイトやアプリの目につきやすい箇所に広告を表示させることで、商品やサービスの認知度拡大が期待できます。
しかしリスティング広告と違って、ユーザーの希望に反してランダムで広告を表示するため、顕在顧客へのアプローチが難しいです。
ディスプレイ広告では、できるだけ多くのユーザーに広告を視聴してもらい、潜在顧客を探し出すことを目標としています。
「xAdbox」では、トイレ空間にタブレットを設置しディスプレイ広告を出稿できます。多くの人々が利用するトイレ空間で、効果的なディスプレイ広告を掲載したい方はぜひご検討ください。
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【無料】資料をダウンロードする動画広告
動画広告とは、名前のとおりに静止画ではなく動画を活用した広告出稿方法です。
おもにテレビCMや(OOH)屋外広告、タクシーなどに設置されているタブレットで流れることが多く、インターネットに掲載されるモノも含まれます。
動画広告は、静止画より情報量が多くユーザーの目を惹くクリエイティブな広告に仕上げやすいです。
以前まではテレビCMが動画広告の主流でしたが、インターネットの普及に伴いマスメディアの媒体も変化していきました。
現在では、インターネットやSNSを活用した動画広告が主流となっています。
SNS広告
SNS広告とは、SNSメディアに掲載する広告のことです。
TwitterやInstagram、TikTokなどのSNSメディアに広告を流し、不特定多数のユーザーにアプローチをかけます。
SNS広告を出稿するメリットは、SNSメディアの拡散力の高さです。SNSはリツイートやシェア機能があり、ユーザー同士で広告を拡散できるため、より多くの潜在顧客を獲得できます。
SNS広告を出稿する際には、各SNSメディアの強みと特性を理解して、自社の目的に合ったメディアを選んでください。
記事広告
記事広告は、雑誌やWebメディア記事に出稿する広告のことです。
情報収集をしているユーザーに広告でアプローチをかけられるため、コンバージョン率の向上が期待できます。
情報記事や商品紹介記事で、ユーザーのニーズを満たす商品・サービスを広告掲載できれば、購買意欲を促進できます。
さらに記事でストーリー性をつけて商品・サービスを紹介できるため、他の競合商品・サービスとの差別化が重要です。
純広告
純広告とは、Webメディアの広告枠に広告を掲載してもらう出稿方法です。
純広告は、Webメディアに訪れた不特定多数のユーザーを対象に広告でアプローチできるため、安定した集客力が期待できます。
しかし、掲載期間や掲載場所が制限されているため、コストに見合った成果を得られるとは限りません。
純広告に出稿する際には、SEO上位を獲得できるメディアを選んで広告を掲載してもらいましょう。
交通広告
交通広告とは、電車やバス・タクシーなど公共交通機関で広告を掲載してもらう出稿方法です。
電車の吊り革広告やバスの車内広告、タクシー内のタブレットに表示される動画広告が該当します。
交通広告は、対象の交通エリアに沿ってターゲット層を絞り込めるため、地域密着型サービスや不動産の広告が効果的です。
さらにタクシーの後部座席には、決裁権のある人物が乗車するケースが多く、決裁者へ向けた認知拡大効果が期待できます。
Web広告の他にも、広告の種類にはチラシ・ポスターなどのオフライン広告もあります。オフライン広告の出稿については下記記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
オフライン広告とは|5種類の広告と成果を出すためのポイントを解説
チラシ広告は5種類|メリットや費用相場・費用を抑えるポイントを紹介
ポスター広告の5つの効果!掲出場所や効果を高めるポイントも解説
広告出稿の大まかな流れ
広告を出稿する際には、広告出稿までの大まかな流れを把握しておく必要があります。広告出稿の際には、次の流れを把握しておきましょう。
- まずはペルソナの作成から
- ターゲットを確定させる
- 出稿先を選ぶ
- キーワードの選定やクリエイティブの作成
- 広告の入稿を行う
- 広告の出稿後はこまめな効果測定を行う
それぞれの流れを把握して、自社のターゲット層に効果的なアプローチができる広告を出稿しましょう。
まずはペルソナの作成から
広告を出稿する際には、まずペルソナの作成が必要です。
ペルソナとは、自社の製品やサービスを利用する顧客のイメージ像を指し、広告効果を期待するターゲット層です。
「広告を見て欲しい顧客層はどのような人物か」と、具体的なターゲット層をイメージしてペルソナを作成しましょう。
無闇に不特定多数へ向けた広告より、ペルソナを明確化して作成した広告の方が、効果的に成果をあげられます。
広告で自社の目的を達成するために、まずはペルソナの作成から始めましょう。
ターゲットを確定させる
ペルソナを作成した後は、広告を見て欲しいターゲットを確定させましょう。
広告を見たことで、問い合わせや資料請求・商品購入などのアクションを起こして欲しいターゲットを確定させてください。
次の要素を想定すると、ターゲット像を定めやすいです。
- 年齢層
- 地域区分
- 業種・職種
- 性別
- 年収・貯蓄額
例えば、女性用シャンプーの広告を掲載する際には「20〜30代の女性ユーザー」をメインターゲットに確定させます。
同企業でも白髪染めシャンプーの広告を出稿する場合は「40〜60代の女性ユーザー」がメインターゲットになるでしょう。
ターゲット層を明確にして自社の広告を作成することで、より効果的なアプローチを実現できます。
広告出稿の際には、ターゲットを確定してから出稿先や掲載内容を選定してください。
出稿先を選ぶ
ターゲットを確定した後は、広告の出稿先を選びましょう。
広告の掲載内容・アピールしたい商品やサービスの種類・業種によって、適切な広告の出稿先が異なります。
例えば、アパレル商材や化粧品など視覚情報で訴えかけたい広告は、動画広告やInstagramのSNS広告が効果的です。
営業支援や人材募集などのBtoB向け広告であれば、リスティング広告などターゲット層を絞り込める媒体が向いています。
自社の製品・サービスに興味を持つターゲット層へ、効果的にアプローチができる広告出稿先を選ぶことが重要です。
キーワードの選定やクリエイティブの作成
広告の出稿先を決めたら、キーワードの選定やクリエイティブの作成を行いましょう。
SEO対策が必要な媒体であれば、検索エンジンにより多くヒットするキーワードを選ぶ必要があります。
ただ商品名や企業名をキーワードにするだけでなく、商品・サービスを購入するターゲットが検索するキーワードを想定しましょう。
動画広告やSNS広告のように、一目でユーザーの興味を惹く必要がある媒体では、クリエイティブな広告を作成しましょう。
離脱率が低く、高いコンバージョン率を獲得できる広告を作成して、出稿に備えてください。
広告の入稿を行う
広告のキーワード選定やクリエイティブ作成が完了したら、いよいよ広告の入稿を行います。
広告を入稿して、デザインやバナー表示方法・画像や動画の掲載方法に問題がないか確認しておきましょう。
リスティング広告やSNS広告・記事広告を出稿する際には、ターゲティング設定をしておくことが大切です。
ターゲティング設定をすることで、自社の製品・サービスと関連性の高いユーザーへ優先的に広告を表示できます。
広告の入稿を完了する前に、デモやプレビュー表示を確認して「このまま広告を掲載していいか」最終チェックを徹底してください。
広告の出稿後はこまめな効果測定を行う
広告の出稿後は、こまめな効果測定を行うことが大切です。
広告のクリック率やコンバージョン率、リンク先の滞在時間や離脱率を測定し、広告の効果を測定しましょう。
広告の効果が低い場合は、より目的を達成できる内容や出稿方法に改善しなければなりません。
広告へのコンバージョン率が低い場合は、「何を改善すればクリック率・アクセス時間を向上できるか」課題を分析してください。
対策や改善を繰り返し、こまめな効果測定を行いながら、最も費用対効果が高い広告の出稿方法を見つけることが大切です。
広告を出稿して終わりではなく、こまめな効果測定により改善・改良を繰り返しましょう。
広告出稿の料金相場
広告出稿は無料でできるものではなく、広告費がかかるケースがほとんどです。自社メディアやSNSの自社アカウントに広告を拡散する場合は無料で掲載できますが、基本的に広告は費用が発生します。
広告出稿の料金相場を把握するために、以下の料金相場を確認しておきましょう。
- Web広告の料金相場
- 動画広告の料金相場
- マス媒体の料金相場
それぞれの料金相場を把握して、予算に合ったメディアで広告を掲載してください。
Web広告の料金相場
動画広告やSNS広告・リスティング広告などのWeb広告の料金相場は以下のとおりです。
広告メディア | 料金相場 |
リスティング広告 | 10〜100円/1クリック |
動画広告 | 4〜7円/1視聴・10〜200円/1クリック |
SNS広告 | 1〜20円/1クリック |
純広告 | 数十万〜数百万円/1週間 |
記事広告 | 80〜160万円 |
Web広告の料金は、掲載するメディアやプラン内容によって変動します。リスティング広告や動画広告・SNS広告はクリック制で料金が発生し、ユーザーが広告をクリックするごとに費用が上がる課金システムです。
予算内でWeb広告を出稿するために、費用対効果を測定して掲載するメディアを比較検討しましょう。
動画広告の料金相場
動画広告の中でも現在の主流メディアであるSNS広告を出稿した際の料金相場を確認しておきましょう。
動画広告の主な料金相場は、次のとおりです。
SNSメディア | クリック課金料金相場(1クリックごと) | インプレッション課金料金相場(1,000表示ごと) |
40〜100円 | 500〜1,000円 | |
24〜200円 | 400〜650円 | |
LINE | 24〜200円 | 400〜650円 |
TikTok | ー | 770円 |
インプレッション課金とは、ユーザーに広告を表示するごとに料金が発生する料金形態のことです。さらに動画広告には、広告をクリックするごとに料金が発生するクリック課金の2種類があります。
動画広告を掲載するメディアによって料金プランが異なるため、相場を把握してから掲載メディアを選びましょう。
マス媒体の料金相場
テレビや雑誌・ラジオ・新聞などのマスメディアを活用したマス媒体広告は、利用料金が高い傾向があります。
マス媒体の料金相場は、次のとおりです。
日本テレビ | 40万〜75万円/15秒CM1本 |
フジテレビ | 40万〜75万円/15秒CM1本 |
読売新聞 | 4,500万円/1ページ |
毎日新聞 | 2,600万円/1ページ |
TBSラジオ | 7万〜10万円/20秒CM1本 |
ニッポン放送 | 65,000〜10万円/20秒CM1本 |
TOKYO FM | 7万〜10万円/20秒CM1本 |
マス媒体の広告費用は、数十万円単位から新聞であれば数千万単位と高額です。マス媒体に広告出稿する際には、利用料金と得られる効果を比較検討して利用すべきか慎重に判断してください。
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広告出稿の際には、広告を掲載する目的・ペルソナを明確にして、効果を最大限発揮できる媒体を選ぶことが重要です。
現在はリスティング広告やSNS広告など、インターネットを活用したWeb広告が主流であり、高い拡散力が期待できます。
この記事で紹介した広告出稿の料金相場や大まかな流れを確認して、自社に合った適切な媒体で広告を出稿しましょう。