トイレ広告の効果とは?最新事例やメリットとデメリットを詳しく解説

近年注目を集め始めているトイレ広告ですが、そもそもどんな広告なのか、また本当に効果があるのか、分かりにくいですよね。

そのような疑問に答えるため、本記事ではトイレ広告がなぜ効果的なのか、その背景や市場規模、さらには具体的なメリットとデメリットについて、最新の事例を交えて詳しく解説します。 この記事を読むことでトイレ広告について詳しくなるだけでなく、トイレ広告出稿の良い検討材料となる情報を提供致します。

また弊社では、トイレ空間でのデジタルサイネージ広告掲載サービスxAdbox(アドボックス)を展開しています。

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そもそもトイレ広告とは

トイレ広告とは、大学、飲食店、映画館などのレストルーム内(洗面化粧台のモニターや個室ブース)に掲載される広告のことです。

種類としては、以下のようなものが存在します。

・デジタルサイネージ型の広告
・ステッカー
・ポスター
特に2008年に羽田空港の女子トイレでデジタルサイネージ型の広告が初めて導入されたことで、トイレが一つの広告媒体として注目を集めました。

参考:羽田空港ターミナル

 

広告が増えてきた背景・今後の市場規模

私達は日常の中で、常に何らかの広告を見ながら時間を過ごしています。

例えば、テレビ番組のCMはもちろん、通勤中の電車やタクシー内のサイネージ広告、スマホのSNSやWeb広告などです。

これは広告を発信する側の立場からすると、人が1日に過ごす時間のうち、どの時間帯をどうやって勝ち取るのか争奪戦になっていると言っても良い状況です。

そんな中、スマートフォンやテレビなどのメディアを見る時間はここ数年で頭打ちになっていますが、トイレやお風呂の時間などが情報の空白地帯として注目されています。

具体的に説明すると、日常の中で、メディアに接していない特定の時間帯や行動中に広告を訴求出来ることが新しい価値として認識されるようになりました。

また、サイネージ広告全体の市場規模は2024年に1000億円を超えると言われており、今後大きな成長が期待できる広告媒体です。

トイレ広告の多くはデジタルサイネージを利用するものです。そのため、サイネージ広告の拡大とともにトイレ広告の市場規模も、今後より大きくなると予想されます。

下記記事では、トイレサイネージ広告についてさらに詳しく解説しています。トイレサイネージ広告についての理解が深まりますので、ぜひあわせて参考にしてください。

トイレサイネージ広告とは?出稿する3大メリットとその効果を解説

 

トイレ広告の効果とは

トイレ広告の効果としては「高い視認性」「ターゲティング精度の高さ」そして「コスト効率の良さ」の3点が挙げられます。

トイレという場所が持つ独自の特性が、他の広告媒体とは異なる価値を生む理由になっているのです。

高い視認性

トイレ広告の最大の特長は、その高い視認性です。 トイレは誰もが利用する場所であり、個室では一定時間滞在することになるため、広告コンテンツをしっかりと訴求することが可能です。

広告はいくらコンテンツを丁寧に作りこんでも、ターゲットがきちんと見てくれるとは限りません。

そのため、どれだけ人目を引けるかという点も重要な要素となります。

しかし、トイレ広告はプライベートな個室内で訴求するため、ほぼ確実にコンテンツを一定時間見てもらうことが出来ます。

さらにトイレ広告は他の媒体に比べ広告を集中的に見てもらえるというデータもあり、それによると78%の利用者がトイレ広告を一つ以上覚えていると報告されています。

参考:American Restroom Association (ARA)

ターゲティング精度の高さ

トイレ広告は次の3つの観点から、広告を見せるターゲットを高精度で絞り込むことが可能です。

  • 男女の性別
  • 顧客の属性(所得水準)や年齢層
  • 地域別

当然ですが、トイレ広告なので訴求する対象の性別を確実に分けることが可能です。

また、トイレ広告はショッピングモール、映画館、レストランなどに設置されることが多いです。

そのため、その施設がターゲットとする属性や年齢層を予め把握出来ます。

加えてオフィスビルに設置する場合、そこで働く人の年収水準なども事前に把握することも可能です。

そして、地域性が強い商品やサービスに対しては、その地域に特化した広告を出稿することが可能という特徴があります

コスト効率の良さ

トイレ広告は次の3点の理由からコスト効率が良いとされています。

  • 設置費用の負担の少なさ
  • ランニングコストの安さ
  • 広告料の収益分配 

設置費用はトイレ広告の提供企業側が負担するパターンが一般的であるため、店舗側は初期費用が殆ど発生しません。

例えば、トイビー(東京・渋谷)は、飲食店のトイレに小型の電子看板を設置していますが、その費用はトイビー側で負担しています。

トイレ広告としての魅力は出稿出来るトイレの場所の数で決まります。そのため、少しでもトイレ広告の設置のハードルを下げて、様々な地域・施設に導入しやすいようにしているのです。

また、トイレ広告のランニングコストは設置するタブレットやサイネージの電気代のみというパターンが一般的です。

そのため、トイレ広告特有のランニングコストというものは発生せず、非常に安価です。 加えて前述のトイビーのような企業は、広告料の一部を店舗側に還元しています。

具体的には、発生した広告料のうち2割程度が設置している飲食店側に入るとされており、トイレ広告の広告枠は1枠30秒で月60万円程度が相場なので、12万程度の分配が見込めます。

上記のように、トイレ広告は導入費用やランニングコストが少ない上、広告から得られる収益が多いため、コスト効率が良いのです。

トイレ広告の種類

トイレ広告は様々なタイプがあり、タイプごとの特徴があります。

個室ブース内に設置されたサイネージ広告以外にも様々なタイプの広告があります。

ポスター・ステッカー広告

最も基本的な形態で、トイレ内の壁やドアに貼られる広告です。 設置が容易で多くの商業施設や飲食店が採用しています。

また費用においても、製作費(紙と印刷代)のみと安価に作成出来るので、手が出しやすいです。

デジタルサイネージ広告

トイレの個室ブース内にデジタルディスプレイを設置し、動画や静止画などのコンテンツを表示することができます。

最近のタクシーに設置されているディスプレイ広告をイメージしてもらえれば分かりやすいでしょう。

また、トイレの個室ブースに限らず、洗面所の鏡がディスプレイになっているミラーディスプレイも存在します。身だしなみを整えている利用者にコンテンツを表示出来るのです。

前述のポスター・ステッカー広告に比べれば当然費用は多く掛かるものの、「コスト効率の良さ」で記載した通り、比較的安価で導入・運用することが可能です。

デジタルサイネージ広告も飲食店や映画館、ショッピングモールなど、幅広い施設で導入されています。

プロモーショントイレについては、下記記事に詳しく解説しています。プロモーション効果や成功事例についても紹介しているので、ぜひあわせて参考にしてください。

プロモーショントイレとは?プロモーション効果や3つの成功事例を紹介

トイレ広告の導入事例

これまで述べてきたように、様々なメリットを備えているトイレ広告ですが、様々な施設で導入が進んでいます。

特に有名施設への導入事例として、ジュンク堂書店池袋本店とユナイテッドシネマの事例をご紹介致します。

ポスター・ステッカー広告(ジュンク堂書店 池袋本店)

2023年8月よりジュンク堂書店 池袋本店のトイレスペースにトイレ広告のテスト導入が開始されています。

導入されている広告媒体の種類は、ポスター・ステッカー型です。それぞれQRコードが印字されており、そのQRコードをユーザーに読み取ってもらう形で広告コンテンツを表示します。

サイネージ広告の場合は、当然コンテンツが自然と顧客の目に留まる形になりますが、今回の広告はユーザーにQRコードを読み取ってもらう手間が発生します。

そのハードルをどのように乗り越えてもらうのか、その点が重要なポイントになるでしょう。

プライベート空間での高いインパクトデジタルサイネージ広告(ユナイテッド・シネマ)

ユナイテッドシネマ内の以下の場所にデジタルサイネージのトイレ広告が設置されています。

  • 化粧直しエリア及び洗面化粧台のミラースペース
  •  個室ブース内

上映前後でトイレに行く観客に対してほぼ100%近い確率で広告を訴求したり、男女で訴求するコンテンツを明確に分けたりすることが出来るので、非常にメリットの大きな広告手法です。

広告出稿を検討する際は、自社の商材が映画館のトイレ広告と相性が良いのか、精査することが非常に重要です。

トイレ広告のメリット

大きなメリットとしては、プライベート空間での広告訴求となるため視聴者の集中度が高く、かつ一定の滞在時間も確保される点です。

これらのことから、広告内容が記憶に残り易いというメリットがあります。

加えて、トイレという独自の空間を活かすことで、デリケートな商品も違和感なく宣伝可能です。

具体的には、生理用品の商品サンプルを設置して自由に使用可能にするなど、顧客体験を通じた商品訴求も可能なのです。

プライベート空間での高いインパクト

トイレ広告は個室ブースという閉じたプライベート空間で提供されるため、他の広告手法と比較して視聴者にコンテンツを集中的に閲覧させる環境があります。

また、個室ブースに入るということは一定時間滞在するため、視聴させる時間も一定程度確保されていると言えます。

そのため、一定時間集中的にコンテンツやメッセージを訴求することが出来るため、商品やサービスの内容がしっかりと伝わり、かつ記憶に残りやすいと言えるでしょう。

広告のクリエイティブや扱う商品の幅が広い

個室ブースというプライベート空間であるため、公共の場などに人が多い場所に設置されるデジタルサイネージと異なり、訴求する商品や広告のクリエイティブも自由度が高いことが特徴です。

例えば生理用品などのデリケートな領域の商品は、多くの人の目に触れる公共のサイネージでは中々訴求しにくいかと思われます。

しかし、トイレの個室ブース内に設置させるサイネージ広告であれば、不快に思う人も少ないと思われますし、むしろ適切な場所での訴求と言えるでしょう。

このように広告のクリエイティブの自由度が高く、かつ扱える商品の幅が広いということもトイレ広告の魅力のひとつとして挙げられます。

広告手法の自由度の高さ

トイレ広告は、広告を視聴者に見てもらうということだけでなく、顧客体験を通じて商品をアピールすることも可能です。

例えば、生理用品の訴求をしたいと考えている企業の場合、トイレ広告で個室ブース内でコンテンツを流すだけではありません。

商品のサンプルも併せて設置し、自由にお試し利用してもらう形にします

このように商品の特徴を映像コンテンツで訴求し、実物をお客様に試してもらう、という一連の顧客体験を提供出来るのです。

トイレ広告のデメリット

多くのメリットをもつトイレ広告ですが、デメリットもいくつか存在します。

  • デジタルサイネージ本体の設置費用
  • コンテンツ再生のための機器

基本的には、これらのコストが必ず発生します。 また、トイレ広告は設置する施設の種類や立地によって、閲覧者の属性が大きく変わるため、マスを対象とした広告宣伝は不得意と言えるでしょう。

加えて、オンライン広告と違い具体的なデータ収集が制限されるため、広告効果の測定が難しい場合もあるでしょう。

ここでは、トイレ広告出稿のデメリットについて、詳細を解説します。

トイレ広告の設置及び維持管理のコストが発生

デジタルサイネージを利用する場合、まずディスプレイ機器本体とその設置費用、ディスプレイに表示するコンテンツの費用が発生します。

これはデジタルサイネージへコンテンツを配信する方法によって変わります。配信方法としてはスタンドアローン型とネットワーク配信型の2種類が存在し違いは下記の通りです。

  • ネットワーク型:インターネット経由でコンテンツを配信可能で、その他の機器は不要
  • スタンドアローン型:コンテンツを再生するための専用の機器が必要。

ただし、トイレ広告の場合、設置費用や機器は提供側が負担する場合が多く、コンテンツ費用もネットワーク配信型の機器が多いため、発生する費用は電気代程度というケースが一般的です。

ターゲット層限定されるリスク

トイレ広告を設置する飲食店や商業施設、オフィスビルのグレードや立地によって、トイレ広告の閲覧者(=施設の利用者)の属性が限定されてしまうというリスクがあります。

例えば、都心の一等地にある高層オフィスビルとその他のオフィスビルでは、入居している企業の社員の属性(所得や購買趣向)も異なり、銀座の百貨店と地方のショッピングモールでも客層は異なります。

このようにマスに向けた訴求は苦手で、設置する建物のグレードや立地、用途によって対象となる客層が限定されてしまいます。

あらかじめ広告する商品やサービスと広告コンテンツがマッチしているのか、しっかりと整合性を取る必要があります。

広告効果の測定が難しい

一般的にオンライン広告では、視聴率、クリック数、コンバージョン率など、多くの指標を計測することで、広告効果を定量的に把握し投資対効果を計算することが可能です。

しかし、トイレ広告ではこのようなデータ収集が制限されます。 例えば、製品を購入した、ウェブサイトを訪れた、利用者がトイレでどれだけの時間広告を見たのか、その後に何らかのアクションを起こしたのかといった情報は、ほぼ取得できません。

ただし、トイレの個室ブースの入口にセンサーを設置することで一定程度の効果計測は可能です。

具体的には、個室ブースを一日何人利用したのか、また利用した時間帯は何時から何時までか、までは把握できます。

このような工夫で、計測出来る指標を増やすことは可能ですし、今後のセンサー等のテクノロジーの発達でこのデメリットが解消されていく余地は大いにあるでしょう。

トイレ広告に出稿をお考えなら「トイレアドボックス」がおすすめ

これまで述べてきたようにトイレ広告には様々なメリットがあります。

ただし、きちんと有効利用するためには、デメリットの部分でも述べたように、以下の点をよく検討する必要があります。

  • トイレ広告の設置及び維持管理のためのコストはいくら掛かるのか
  • 自社の商材と相性の良いしている広告出稿場所・施設はどこか
  • 効果測定はどの粒度まで可能なのか。

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まとめ

Public toilets for mothers and babies in shopping malls

トイレ広告はこれまで述べてきたように様々なメリットのある新しい広告手法として、注目されています。

特にプライベート空間を活かして、集中的に一定時間広告コンテンツを訴求出来るという大きな特徴を持っています。

しかし、有効活用するためには、広告配信するターゲットや場所の選定など、一定程度マーケティングの知見が必要となります。

弊社「xAdbox」のトイレ広告においては、マーケティング領域で特に広告運用に強みを持つhunnyがお客様に伴走しながら運用致しますので、高い成果が期待できます。

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