プロモーショントイレとは?プロモーション効果や3つの成功事例を紹介

日本のトイレは、世界一綺麗だと言われるくらい快適です。個別に仕切られているトイレや広々としたレストルームは、日本人だけではなく海外から来た観光客も驚くほどでしょう。

しかし、トイレという空間は武骨で無機質なので、楽しいとは思いません。そういった環境に日本の企業は目をつけました。

本記事では、日本のトイレで行っているプロモーションの成功事例を紹介します。トイレは、プライベートな個室でありつつ快適な空間です。そのような場所でプロモーションを行うと、どのような効果があるかもあわせて解説します。

さらに、実際にトイレでのプロモーションを行って成功した事例もいくつか紹介していますので、ぜひ活用してください。

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トイレでのプロモーションとは

プロモーショントイレとは、トイレ内で自社の商品を購入してもらうための購買活動をすることをいいます。トイレの個室のドアにお店のチラシが貼ってあるのもプロモーションの一部です。

しかも、日本のトイレは「清潔感があり快適だ」ということが認知されつつあります。そこで目にする広告やチラシは、人々の気持ちを不快にさせることなく意識を集中させることができるでしょう。

さらに自社商品でトイレを快適にするプロモーションも行われている所もあります。このように、トイレでのプロモーション合戦はかなりの賑わいをみせているのです。

トイレを広告媒体にする取り組み

トイレを広告媒体にする取り組みは、昔から存在していました。なぜなら、トイレの個室のドアに貼ってあるチラシも、お店の購買意欲を高めるための取り組みだからです。何気なくトイレで目に留まっていたチラシは、実はお店が考えた戦略だったのです。

それが今は、液晶画面に広告を流すデジタルサイネージ広告が普及し、注目を浴びています。実際に、街中の歩行空間にある柱に巨大な画面が埋め込まれているのをついつい見てしまうのは、プロモーション効果が実践されていることになります。

トイレのプロモーションでいうと、2008年に羽田空港の女子トイレの事例があります。そこでは国内初デジタルサイネージ広告が設置され、当時かなり話題となりました。この事例からも分かるように、日本ではプロモーショントイレが急速に発展していきました。

利用目的に合わせた空間演出機能

昔からトイレの個室の壁に貼ってあるチラシは、そのお店でしか知りえない情報を提供したり、その人にとって有益なアドバイスを教えてくれたりしてくれます。

例えば、お店に入った利用者はトイレに入ったことによってお得な情報を収集します。その情報を有効に使うかは利用者次第ですが、店側はお得な情報を利用者に与えたことによって購買活動を行うことができたのです。これは、トイレに入った人もお店も双方がプラスになります。

その他にも、病院のトイレなら健康を維持するための食事や栄養を説明した広告がサプリメントと一緒に貼られていることもあります。このように目的に合わせたプロモーションもトイレでは可能なのです。

トイレでのプロモーションの効果

トイレでプロモーションを行うことによって、他の場所では難しいより大きな効果が期待できます。例えば、街中至る所にある広告をひとつずつ立ち止まって見ることは稀でしょう。よほどその広告に興味がない限り、じっくりと見ないはずです。

その点、トイレだと平均98秒滞在しているという調査結果が出ています。ということは、興味のない広告もトイレという閉鎖的空間なら、どうしても目に入ってしまうのです。このように、トイレ空間はプロモーションを打ち出すことによって、新たな顧客獲得へのビジネスにつながっていきます。

低コストで宣伝が可能

トイレでのプロモーションとして、一番気になるのがコストがどのくらいかかるかということではないでしょうか。まず、雑誌広告やTVCMと比較してみます。雑誌やTVは年齢層問わず目に留まることが多いですが、その分コストがかかります。

次にOOH広告(屋外広告)も雑誌やTVCM同様、色々な人が見る機会は多い分設置費用などでコストがかさむことが多いでしょう。その他に手配りのチラシやサンプルは、特定多数の人に渡すことはできますが人件費が膨大です。

これらの広告と比較して考えると、トイレでプロモーションする際に、コストがそれほどかからないのは明確です。サイネージ広告やステッカーでも、トイレという快適空間で必ず目に付く場所につけておけば、コストをかけず狙ったターゲットに届くはずです。

ターゲットを絞りやすい

トイレでプロモーションする一番のメリットは、ターゲットを絞りやすいことかもしれません。性別で分けてプロモーションが訴求できることはもちろん、時間帯や日にちでターゲット層が変わることにも対応することができます。

例えば、アクセサリーや貴金属の広告を男性のトイレで展開してもあまり集客は望めません。その分、女性のトイレの目の付く場所へ設置するだけで、訴求効果が上昇する可能性が高いです。

また、平日の朝夕はサラリーマンが多く、休日や日中は家族連れや幅広い世代の方がトイレを使うことを想定します。すると、デジタルサイネージでスポット的にその時間帯に合う広告を展開することができるのです。また、映画館や病院といったトイレも目的が明確なので、プロモーションしやすいといえます。

プロモーションが認知されやすい

トイレ内でプロモーションすれば、ほぼ100%に近い確立で接触することができます。例えば、女性トイレでは鏡を見る人が多いので、そこでプロモーションすれば認知されることは間違いありません。また、個室ならトイレットペーパーホルダー付近を必ず視認するので有効です。

そこへターゲットを絞って狙ったプロモーションをうちだせば、人々は嫌でも目に入り脳裏に刻み込まれるのです。近年、トイレプロモーションのビジネスが急速に発展したのは、このような強制的な認知力がトイレにはあると広まっているからです。

最近ではインターネットの発展もあり、商品を購入する際に様々な媒体から情報を得ることが多いのが現状です。このような目まぐるしく情報が流れていく中で、トイレの時間というのはある種、空白の時間となりプロモーションしやすいのです。

トイレのマーケティング効果については下記記事にて詳しく解説しています。トイレプロモーションを検討しているなら、ぜひあわせて参考にしてください。

トイレのマーケティング広告とは?効果や活用方法5選やおすすめのトイレ広告も紹介

トイレでのプロモーションのアイデア

トイレでのプロモーションはとても有効的です。そして、企業にとってはさらなるマーケティングを広げる手段のひとつだと理解することができたと思います。

それらを具現化することによって、明確なビジネス戦略を立てられるのではないでしょうか。本記事で紹介するアイデアは、すでに実践されているアイデアばかりです。どのアイデアもプライベート空間ならではのプロモーションとなっています。

  • 個室内にデジタルサイネージ
  • トイレエチケットの張り紙
  • トイレットペーパーに広告デザイン
  • POPやポスターの設置
  • サンプリングの提供

個室内にデジタルサイネージ

液晶画面に情報を発信するデジタルサイネージは、急速に発展してきました。今では、オシャレな商業施設には必ずといっていいほど、デジタルサイネージが設置してあります。トイレに関していえば、個室のトイレットペーパーがある場所に設置していることが多いです。

デジタルサイネージの最大の特徴は、時間や日にち、利用者に合わせて情報を変化させることができることです。このようにターゲットを明確にできるおかげで、無意識に情報として捉えていたことが意識して脳に伝わり記憶として残る役割を担ってます。

また、個室というプライベートな空間を利用し、センシティブだけど有益な情報なども流すことができるのです。利用者にとっても有効な時間となり、鮮明に記憶することになるでしょう。

トイレのサイネージ広告については下記記事にて解説しています。出稿するメリットも詳しくわかりますので、ぜひ参考にしてください。

トイレサイネージ広告とは?出稿する3大メリットとその効果を解説

トイレエチケットの張り紙

トイレを清潔で快適な空間を維持するために、トイレエチケットの張り紙は重要です。なぜなら、多くの海外旅行客が訪れた際、トイレエチケットの違いがでてくるからです。そのため、快適な空間にするには端的で分かりやすい張り紙が必要になってきます。

多国語で書いてあることはもちろん、イラストでわかりやすく説明が書いてある張り紙も最近では多く見かけます。また、トイレエチケットの張り紙に便乗して自社の製品を訴求する企業もあるほどです。

ただトイレでプロモーションをするときは、トイレ内が清潔で快適なことが大前提です。汚れて臭うトイレの張り紙を見ても、利用者は何の印象も残りません。当たり前のことですが、トイレエチケットの張り紙はなくてはならないものだと認識しましょう。

トイレットペーパーに広告デザイン

かなり斬新なアイデアとして、トイレットペーパーに広告デザインを印刷した企業があります。もちろん、使用しても色移りなどはしない特殊な技法を使って広告をトイレットペーパーに映し出しているのです。

以前、JR東日本駅構内の女性用トイレで企業が行いました。内容は、トイレットペーパーに広告を印刷したり鏡に広告を貼ったりして、一定期間トイレをジャックしたという事例です。その他、トイレットペーパーはノベルティや景品でも使われることが多く、トイレットペーパーに直接印刷するというインパクトを利用してマーケティングをする企業が増えてきたのです。

トイレットペーパーは、水に流して終わりというイメージがあります。しかし、後には残らないけれど、記憶には残るプロモーションとしては、かなり有益です。少しコストはかかりますが、即効性のあるアイデアとはいえます。

POPやポスターの設置

POPやポスターは、一番簡単にプロモーションできる手段のひとつです。低コストで気軽に貼ることもできるでしょう。しかし、それだけでは他の企業との差別化が計れないことや、プロモーションとしても面白みに欠けます。

そこで、POPやポスターの設置場所や設置方法で工夫をすることが大切になってきます。個室ならドアを開ける真正面、レストルームなら鏡の横が一番利用者にとって目につきやすい場所です。

それらを加味して情報を発信することによって、利用者の目に留まり興味をもってもらうことができるのではないでしょうか。また、他のアイデアも交えてPOPやポスターを貼りだせば、さらに効果的に情報を発信することができます。

たとえば、イベントプロモーションの一つとしてトイレを利用することもおすすめです。イベントを企画したらトイレ広告を利用することで、集客に効果的です。イベントプロモーションについては下記記事にて詳しく解説していますので、ぜひあわせて参考にしてください。

イベントプロモーションとは?メリットやデメリット、PR効果を高めるポイントも3つ解説!

サンプリングの提供

トイレ内でサンプリングの提供を行うとするなら、鏡が設置してある場所の近くが一番人目につきます。人間は、無料で何かをもらえることに快感を得ます。それが今ちょうど必要であれば、快感どころか感謝する気持ちになるでしょう。

大手のコンビニエンストアでは、トイレに誰もが無料で使える生理用品を設置しました。また、専用アプリを使えば連動した機械が設置してあるトイレで生理用品を無料で使えるというサービスもあるほどです。

このように、ただサンプリングをトイレで提供するだけではなく、利用者が快適に過ごせる空間を作ることが大切です。そして、それらを考えてプロモーションを行うことで、おのずと結果がついてくるはずです。

トイレでのプロモーション・広告の成功事例

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トイレでのプロモーションは、急速に増加していますが、認知度はまだまだ低いのが現状です。しかし、都心部を中心として着実にトイレ空間がマーケティングの鍵になっています。

今回は、その中でトイレプロモーションの成功事例を紹介します。どの事例もネットニュースや記事として取り上げられています。

  • 渋谷のトイレプロジェクト
  • ヘップファイブのトイレで生理用品を無料配布
  • 商業施設トイレで女性向け健康番組を放映

どのプロモーションも画期的で、トイレの個室空間を活かしたマーケティングとして注目されることでしょう。

①渋谷のトイレプロジェクト

引用元:https://tokyotoilet.jp/公式HP

どれだけ日本のトイレが綺麗だといっても、公共トイレでのプロモーションはまだまだ難しいです。そのような中で渋谷のトイレプロジェクトは、公共トイレを立ち寄りたくない場所から一度は入ってみたい場所にするプロジェクトになります。

渋谷区の17か所のトイレは、世界的に有名な建築家やクリエイティブディレクターがデザインした公共トイレが設置されています。また、デザインだけではなくドアの開閉を人の声で行ったり、腸を活性化させる音楽を流したりするなど、新しいプロモーションが実現されているのです。

このプロジェクトを行うことによって、渋谷区の街のイメージが変わるくらいトイレ空間が重要だということがわかります。外国人も多く来日することもあるので、新しい形のおもてなしをトイレプロモーションで行っているのです。

②ヘップファイブのトイレで生理用品を無料配布

赤い観覧車があるファッションビルとして有名な大阪にあるヘップファイブには、女性用のトイレに生理用品を無料で配布することができる器械が個室に設置してあります。専用アプリをダウンロードして使うシステムですが、今では全国18都道府県で使えるようになっています。

少し前までは小さいお店や居酒屋などで、女性トイレの鏡の前に綿棒やコットンが置いていたこともありました。コロナになり、そのようなサービスは激減しましたが、人に見られず個室で生理用品を使うことができるのは、女性にとってはとても嬉しいことです。

ただ、サンプリングはとてもコストがかかります。しかし、この企業ではデジタルサイネージの広告配信で収益を得て生理用品のサンプリングを行っています。こうした企業努力でのプロモーションは、利用者と企業にとってお互いの相乗効果になるでしょう。

参考:https://www.hepfive.jp/公式HP 

③商業施設トイレで女性向け健康番組を放映

都市部の商業施設では、個室内に設置されたデジタルサイネージで女性の健康課題・疾患を啓発することを目的とした、動画広告配信サービスを流しているところがあります。

プライベートな個室空間という特性を活かし、音や動画が流れると自然とそちらに目が向けられるという強制視認性によって、プロモーションされました。もちろんこの動画にCMも流れるため、自社のCMを流してほしいという要望も多いということです。

また、動画の中身も健康番組を放映するほかに、商品の説明やPR動画なども一緒に配信することができます。そうすると、必然的に企業マーケティングとして成り立っていくのです。最近では、鏡の近くにデジタルサイネージを施し、商品の訴求を行っている企業もあります。

トイレに広告出稿するならアドボックスがおすすめ

引用元:https://xadbox.com/公式HP

トイレの個室空間におけるデジタルサイネージでのプロモーションは増えている傾向にあります。これから発展していくマーケティングのひとつといってよいでしょう。

しかし、他の企業より先にトイレプロモーションを実施したいという場合、自社で行うにはハードルが高すぎると考えてしまうこともあるかと思います。

そのような場合は、株式会社hunnyの「xAdbox」をおすすめします。

xAdbox(アドボックス)とは、トイレ利用者に動画広告を配信するサービスです。また、配信を広告主様に選ぶだけではなく、適切な配信先までデータをもとに提案を行っています。

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まとめ

トイレのプロモーション効果は、他の人には見えないプライベート空間を最大限利用したマーケティングです。個室の中では何をしているか分からないということはなくなり、将来誰もがデジタルサイネージで広告を見ているという習慣が根付くかもしれません。

しかし、デジタルサイネージは一部の企業が実施しているだけで、浸透するには時間がかかるでしょう。トイレに設置するデジタルサイネージに関しては成長過程ということもあり、ありとあらゆる分野が介入してくることは間違いありません。

それらの企業の中から一歩さき行くためにも、xAdboxというサービスを運営している株式会社hunnyに託してみませんか。トイレプロモーションのノウハウや広告運営に関して迅速に対応致します。

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