トイレ広告の最新出稿・設置事例6選!種類や効果・費用相場も解説
更新日:2024.11.19
トイレ広告は、プライベートな空間でターゲットに直接アプローチできる広告手法として注目されています。
近年、トイレ空間での広告展開が大きく変化しています。デジタルサイネージによる動画広告が増え、利用者にインパクトを与える訴求が可能になりました。視聴者に広告メッセージをダイレクトに届けられるため、トイレ広告を検討する企業も増えています。
本記事では、トイレ広告の最新の出稿・設置事例を6つ厳選して紹介します。トイレ広告の種類や効果、費用相場を解説するため、自社に最適なトイレ広告を見つけてプロモーションを展開しましょう。
本記事は、2024年11月1日に調査した時点での情報を掲載しています。閲覧の時期によっては情報に誤りがある可能性もあるため、ご留意ください。
目次
そもそもトイレ広告とは
トイレ広告とは、トイレ個室や壁、パウダールームなどトイレ空間を活用した広告です。従来あるポスター広告をはじめ、デジタルサイネージやトイレットペーパーなどさまざまな形で展開されています。
トイレ広告はほかの広告媒体にはない特性があり、導入を検討している企業も増えてきました。ほかの情報に邪魔されず集中して広告を見てもらえるトイレ空間は、デジタルサイネージなど視覚的な訴求力が高い広告媒体との相性も抜群です。
トイレは誰もが利用するプライベートな空間のため、ほかの広告媒体では実現できない高いターゲティング性と広告接触率が実現できます。
トイレ広告の最新出稿事例3選
ここでは、最新のトイレ広告出稿事例を3つ紹介しますので参考にしてください。
- chocoZAP|トイレットペーパーに「ドラEVER」のロゴをデザイン
- mineo|トイレ内ポスターでサービスの魅力をアピール
- アンベール|トイレ内サイネージで健康情報を配信
トイレ広告がさまざまな業種で導入されるケースが増えています。これらの出稿事例を参考に、自社に効果的な広告戦略を展開しましょう。
chocoZAP|トイレットペーパーに「ドラEVER」のロゴをデザイン
ドラEVER(ドラエバー)は、ドライバー専門の求人サイトです。
これまで首都圏116店舗のchocoZAPでデジタルサイネージ広告を展開しています。さらに、会員の目に触れやすいトイレ空間に着目し、全国のchocoZAP全店舗へトイレットペーパーを使用したプロモーション活動を実施しています。
オリジナルデザインのトイレットペーパーを設置して、運送業界やドライバー職に関心のある層へアピールし、企業の認知度向上につなげた事例です。
参照元:ドライバー求人サイトドラEVER
mineo|トイレ内ポスターでサービスの魅力をアピール
格安SIMサービスを提供するmineoは、東武東上線池袋駅のトイレでユニークなトイレ広告を展開しました。
スマホの通信速度が遅くなる「ギガ不足」を、トイレで待つ状況に例えた広告を企画し、他社広告との差別化を図りました。
ローディングマークのポスターやmineoのメッセージが入ったポスターは、シンプルながらも印象的なデザインでひときわ目を引く広告となっています。ユニークな広告を通じて、mineoのブランドイメージの確立と自社サービスを効果的に訴求した事例です。
参照元:マイネ王
アンベール|トイレ内サイネージで健康情報を配信
アンベールは、トイレ内のデジタルサイネージを活用した広告メディアです。国内最大のトイレ広告メディアとして知られ、都心部を中心としたオフィスや商業施設など約10,900箇所以上に導入されています。
アンベールの導入企業は、医薬品や美容業界、食品・飲料関係などさまざまな企業が導入しており注目度の高いメディアです。
性別や興味関心に合わせたきめ細やかなターゲティング広告により、他の広告媒体では得られない高い訴求効果を実現しています。
参照元:株式会社バカン
トイレ広告媒体の最新設置事例3選
ここからは、トイレ広告媒体の最新設置事例を3つ紹介します。
- 株式会社hunny「アドボックス」:百貨店、ゴルフ場やスポーツジム
- 株式会社ヤザワコーポレーション「ミラリフ」:ヨドバシカメラや京都駅
- 株式会社トランプス「ハレルヤ!」:上海の飲食店
百貨店やゴルフ場、家電量販店など、さまざまな場所に設置されている最新のトイレ広告媒体の特徴や導入事例を詳しく解説します。
株式会社hunny「アドボックス」:百貨店、ゴルフ場やスポーツジム
株式会社hunnyが提供する「アドボックス」は、トイレ個室に設置されたデジタルサイネージを使って広告配信するサービスです。
設置場所には、小田急百貨店やゴルフ場、スポーツジムなどがあり、それぞれの施設に来る顧客層に合わせたターゲティングが可能です。例として、百貨店では化粧品や最新のファッションアイテムなど、消費欲求が高い層に訴求できます。
デジタルサイネージを活用したトイレ広告は訴求力が高く、新商品やキャンペーンの告知、ブランドイメージ向上に貢献します。
ゴルフ場や百貨店、スポーツジムで、デジタルサイネージによる訴求力の高いトイレ広告の出稿を検討している方は、ぜひ「アドボックス」にご相談ください。
「アドボックス」にターゲットにリーチするトイレ広告の相談をする
株式会社ヤザワコーポレーション「ミラリフ」:ヨドバシカメラや京都駅
株式会社ヤザワコーポレーションが提供している「ミラリフ」は、鏡とサイネージが一体となった広告媒体です。ヨドバシカメラやJR京都駅などに導入されています。
特殊なミラーパネルを使用し、鏡として利用できるだけでなく、その表面に動画広告を映し出すことができます。トイレで鏡を見るという日常的な行動のなかで、自然な形で広告をユーザーに届けることが可能です。
鏡に映像が映し出されるという視覚的なインパクトがユーザーに強い印象を与え、企業のブランドイメージ向上やサービスの認知度向上に役立ちます。
(参照)株式会社ヤザワコーポレーション
株式会社トランプス「ハレルヤ!」:上海の飲食店
「ハレルヤ!」は、株式会社トランプスが運営するトイレ広告メディアです。
中国にある広告代理店の協力のもと、上海市古北(グーベイ)のトイレスペースに広告出稿が可能になりました。これにより、飲食店のトイレにポスターやステッカー、印刷済みのトイレットペーパーを設置し、広告主と店舗の双方にメリットをもたらすサービスを提供しています。
提供する上海の古北エリアは日本人街として知られており、日系企業や日本料理店が集中するエリアです。日本への関心が高い中国人や富裕層向けに、効果的に商品やサービスを訴求できる点が大きな魅力といえます。
(参照)株式会社 トランプス
トイレ広告の効果について知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
トイレ広告の効果とは?最新事例やメリットとデメリットを詳しく解説
トイレ広告の種類5選
トイレ広告はさまざまな種類があります。以下に代表的なトイレ広告の種類をまとめました。
- 個室内デジタルサイネージ広告
- トイレットペーパー広告
- ポスター・ステッカー広告
- 鏡面デジタルサイネージ広告
- サンプリング広告
トイレ広告は、従来の広告媒体とは異なるアプローチでターゲットに訴求できます。近年では、デジタルサイネージの導入など動画広告が増えており、今後も広がっていくことが予想されます。
個室内デジタルサイネージ広告
個室内デジタルサイネージ広告は、トイレの個室内に設置されたデジタルディスプレイを用いた広告です。従来のポスター広告とは異なり、動画や静止画、音楽などさまざまなコンテンツを組み合わせることで、より魅力的な広告を作成できます。
トイレ個室というプライベートな空間で、利用者は広告から目をそらすことなく、高い視認性が確保できます。設置場所やターゲットに合わせてコンテンツを配信できるため、高い広告効果が期待できる媒体です。
トイレットペーパー広告
トイレットペーパー広告は、トイレットペーパーに広告を印刷して宣伝する広告手法です。利用者がトイレットペーパーを使用する際に自然と目に入るので、高い視認性が確保できます。
店舗や地域、性別、年齢など、細かなターゲット層に合わせた広告展開が可能です。また、比較的低コストで、特定のターゲットへのリーチ率も高いため、費用対効果に優れています。再生紙を使用することで、環境に配慮したブランドイメージの向上にもつながるでしょう。
ポスター・ステッカー広告
ポスター・ステッカー広告は、シンプルながらも従来にある効果的な広告手法のひとつです。トイレ内の壁やドアなどにポスターやステッカーを用いた広告で、設置が容易にできる点も特徴です。
ポスター広告は比較的大きなサイズで掲示されるため、見る人にインパクトを与えられます。ステッカー広告はポスターよりも小型で、さまざまな素材に貼り付けられます。
ポスター・ステッカー広告は、目立つ場所に設置され、自然に目に入らなければなりません。写真やキャッチコピーを工夫することで、効果的な訴求が可能です。
鏡面デジタルサイネージ広告
鏡面デジタルサイネージ広告は、鏡をデジタルサイネージとして活用した広告手法です。鏡として機能しながらも、映像コンテンツを表示させるという斬新な手法が特徴です。
鏡面に映像を映し出すことで、利用者に驚きと新鮮さを与えることができます。視認性が高くターゲットへ直接的な訴求ができるため、美容関連の商品やサービスの広告に効果的です。
また、利用者が広告と直接やりとりできる広告も展開可能です。広告に触れたり、操作したりすることで、記憶に残りやすく、ブランド認知度向上につながります。
サンプリング広告
トイレ空間でのサンプリング広告は、商品の試用を促し、購買意欲を高める効果的な広告手法です。新商品の案内や認知度を高めたい商品に向いています。
トイレは誰もが必ず利用する場所のため、サンプリング広告によって、より多くの人に商品を手に取ってもらう機会が増えます。また、商品の魅力を直接体験してもらえるため、認知度向上が期待できるでしょう。
サンプリング広告を展開するときは、衛生面や盗難防止など注意すべき点も多いため、設置場所や方法を慎重に検討することが重要です。
トイレ広告の費用相場
トイレ広告の費用相場は、広告媒体の種類、設置場所、契約期間などによって大きく異なります。
媒体種類 | 場所 | 期間 | 費用(税込) |
ポスター・ステッカー
(ハレルヤ!) |
居酒屋6店舗 | 1ヶ月 | 330,000円~ |
デジタルサイネージ
(レストルーム) |
京王渋谷駅女性トイレ | 1ヶ月 | 165,000円 |
デジタルサイネージ・ミラリフ
(鏡面) |
ヨドバシカメラマルチメディア梅田女子トイレ | 1ヶ月 | 440,000円 |
デジタルサイネージ・アンベール
(個室トイレ) |
商業施設・オフィス | 1週間 | 660,000円 |
(参照)株式会社 トランプス オーマッチ 交通広告ナビ メディアレーダー
※調査日:2024年11月1日
トイレ内のデジタルサイネージ広告は、駅や屋外ビジョンのデジタルサイネージ広告よりも比較的安く掲載できます。レストルームや個室トイレなど設置場所により、費用に差があります。
個室トイレのデジタルサイネージも設置場所や媒体によって費用が異なりますが、設置費用や機器は提供企業側が負担することも多く、導入費用を節約できる点が特徴です。
トイレ広告のデジタルサイネージ費用相場を詳しく知りたい方は、こちらの記事をぜひご覧ください。
デジタルサイネージ広告の費用相場を比較表で紹介!出稿を成功させるためのポイントも解説
トイレ広告の効果とメリット4選
トイレ広告の主な効果とメリットは、以下のとおりです。
- プライベート空間でひとりにじっくり訴求できる
- 性別に応じた広告を展開できる
- 施設ごとにターゲットを絞った商材が訴求できる
- 入室中のみの配信でコストを抑えられる
トイレ広告は、ほかの広告媒体とは異なり、短い時間で高い広告接触率が期待できます。
プライベート空間でひとりにじっくり訴求できる
トイレは人目を気にせず、自分のペースで過ごせる静かで落ち着いた空間です。そのため、周囲の環境を気にせず、ひとりにじっくり広告の訴求が可能です。また、ほかの場所と比べて視覚情報が少ないため、記憶に残りやすいという特徴があります。
新商品の認知度向上やブランドイメージの確立、特定のターゲットへの訴求など幅広いマーケティングに活用できます。美容品や健康食品など、個人に密接に関わる商品との相性がよいといえるでしょう。
性別に応じた広告を展開できる
トイレ広告は、性別に応じた広告を展開できる点がメリットです。性別でターゲティングすることにより、無駄な広告費を抑え、効果的なプロモーションが可能になります。
テレビや新聞といった媒体と違い、生理用品や男性化粧品など商品やサービスの特性に合わせて訴求できる点もポイントです。
近年では、性別にとらわれない広告や多様な性への配慮が求められています。トイレ広告においても、性別、年齢、ライフスタイルなど多様なユーザーに配慮し、広告を展開することが必要です。
施設ごとにターゲットを絞った商材が訴求できる
トイレ広告は、性別だけでなく、設置場所であるターゲットの属性や行動パターンに合わせて広告配信できる点が強みです。
競合との差別化が目的であれば、施設の特性に合わせた広告展開が不可欠です。オフィスビルならビジネスパーソン向けの商材、駅なら旅行者向けや通勤者向けの商材など、利用者のニーズに合わせた広告を展開することで高い効果が期待できます。
また、デジタルサイネージなどを活用すれば、施設の利用状況や季節、トレンドに合わせて広告内容を柔軟に変化させることも可能です。
入室中のみの配信でコストを抑えられる
トイレ広告は、入室中の限られた時間の最適なタイミングで広告を配信できるため、コストを抑えられる点が魅力です。
トイレ滞在時間中に、ターゲット層に合わせた広告を配信することで、より高い集中度で広告に接してもらえます。また、トイレの使用状況をリアルタイムで把握し、最適なタイミングで広告を配信することでより効果的なターゲティングが可能です。
デジタルサイネージの場合、短い時間で大きな効果が期待できるため、高額な初期費用をかけずに広告出稿したい企業にとって参入しやすい媒体といえるでしょう。
トイレ広告出稿の流れ
トイレ広告の問い合わせから申し込み、配信開始までは、大きく分けて以下のステップで進みます。
- 広告会社に問い合わせ
- 商談
- 配信
自社の商品やサービス、ターゲット層に合わせた媒体を選ぶことで、高い広告効果が期待できます。問い合わせから広告出稿までの全体の流れを把握し、最適なタイミングで広告を出稿しましょう。
広告会社に問い合わせ
トイレ広告は、ターゲット層や広告出稿の目的によって、媒体や設置場所が異なります。
デジタルサイネージ、ポスター、サンプリングなど、さまざまな形式のトイレ広告があります。ターゲット層や予算に合わせて媒体を選定し、サービスを提供している広告会社へ問い合わせましょう。
問い合わせの際は、相談内容や予算、広告を通じて何を達成したいのか(ブランド認知度向上、売り上げアップなど)を明確に伝えることが大切です。
商談
問い合わせをした会社と商談し、広告媒体の詳細(媒体種類、設置場所、期間、費用)などを話し合います。ターゲット層やスケジュールなど、具体的な要望があれば担当者に伝えましょう。
また、クリエイティブ制作について、自社作成か広告会社に依頼するかを決定します。依頼する場合、クリエイティブの品質や効果測定の方法、サポート体制なども検討することが必要です。
最終的に、広告会社から提案されたプランの中から、自社の予算や希望に合ったものを選びます。
配信開始
広告を配信する前に、法律違反や不適切な内容が含まれていないかを確認する審査があります。
広告審査に合格すると、広告を配信するための準備作業です。デジタルサイネージの場合、広告データを作成し、設置場所やシステムの設定をおこない、テスト運用を経て、広告が配信されます。
広告が表示されないなどのトラブルが発生した場合の対応について、事前に確認しておくと安心です。また、広告掲載後の効果測定レポートを分析し、広告効果を検証することも大切です。
どこでもアドならトイレ広告の無料プランニングができる
トイレ広告は、訴求したい層へピンポイントなアプローチが可能であり、高い広告効果が期待できます。しかし、トイレ広告を成功させるには、広告目的、ターゲット層、設置場所、クリエイティブなどを検討し、最適な施策を立案することが重要です。
トイレ広告の出稿プランニングを検討しているなら、「どこでもアド」がオススメです。どこでもアドでは、トイレ広告に実績があるため、安心して無料プランニングが受けられます。初めてトイレ広告を出稿する方でも気軽に相談でき、予算に合わせた広告プランを提案いたします。
どこでもアドのウェブサイトから無料プランニングを申し込むことができますので、お気軽にお問い合わせください。
プライベート空間に届ける広告配信サービスは「xAdbox」へ
まとめ
トイレ広告は、ほかの広告媒体とは異なり、トイレという限られた空間でターゲットに合わせたピンポイントな広告配信を実現します。
トイレ空間を広告媒体として活用することで、商品やサービスの認知度向上や購買意欲の促進につながります。トイレ広告を効果的に活用するには、設置場所や商材の選定、クリエイティブの工夫が重要です。
個室デジタルサイネージであれば、人の目を引くような視覚的な訴求ができるでしょう。
トイレ空間で、広告効果の高い広告出稿を検討中の方は、「どこでもアド」にお気軽にご相談ください。お客さまにあった最適なプランを提案します。