オフライン広告とは|5種類の広告と成果を出すためのポイントを解説
更新日:2023.10.23
広告にはインターネットを利用したオンライン広告と、インターネットを介さないオフライン広告の2つがあります。
現在は、インターネットやSNSの普及でオンライン広告に注目が集まっています。
しかし、オンライン広告よりもオフライン広告の方が認知度が高く、幅広い年齢層の方に訴求できることから大きな集客が期待され、人気が衰えることはありません。
そのため、オフライン広告の出稿を検討している担当者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、オフライン広告の5つのメリットや、12種類ある広告を説明します。さらに、マーケティングには欠かせない効果測定方法も解説もしていきます。
効果的なオフライン広告で、顧客への認知度や集客率アップの参考にしてください。
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オフライン広告とは
オフライン広告とはインターネットを介さない広告のことです。よく知られているのはテレビやラジオなどのマス広告や、駅や街頭で見かける看板、チラシなどがあります。
今まではテレビ・ラジオ・新聞・雑誌など、オンライン広告ではアプローチしにくい、シニア層や不特定多数の顧客にアピールできる広告でした。
さらに、デジタルサイネージの使用でターゲット層を絞ったマーケティング ができるようになり、訴求効果に優れていると人気があります。
オフライン広告とオンライン広告の違い
オフライン広告とオンライン広告の大きな違いはインターネットを使うか使わないかです。
それぞれ、どのようなものがあるかを見てみましょう。
オフライン広告 | オンライン広告 |
インターネットを使わない | インターネットを使う |
・マス広告(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)・デジタルサーネージ
・屋外広告・看板広告・交通広告 ・ダイレクトメール 他 | ・リスティング広告・バナー広告
・SNS広告 ・アフィリエイト広告 他 |
オフライン広告のメリット
インターネットの普及でオンライン広告の利用が高まっていますが、オフライン広告には多くのメリットがあり、人気があります。
ここでは、オフライン広告のメリットを5つご紹介します。
- 認知度向上が期待できる
- エリアを絞ってセグメントできる
- 企業イメージの向上につながる
- 広告の露出が保証されている
- ネットを使わない世代に訴求できる
認知度向上が期待できる
テレビやラジオ・新聞・雑誌などはインターネットにアクセスしなくても、自然と広告が目に入ったり、聞こえてきたりします。
さらに、駅やビルの看板・街頭の大型ビジョンのデジタルサイネージは、様々な世代の通行人の関心をひく効果があります。
駅前の看板などは広告費が高額になる場合が多いですが、認知度向上には欠かせません。
オフライン広告は普段の生活の中で目にすることができ、企業のサービスや商品が記憶に残ることで、ブランドイメージの認知度向上が期待できるでしょう。
エリアを絞ってセグメントできる
オフライン広告は出稿エリアを絞ってセグメントしやすいのが特徴です。
例えば駅前の看板では、駅周辺の店舗や商品の広告、店舗前の屋外広告では季節のおすすめメニューや新作などを紹介できます。
さらに、フリーペーパーやチラシを活用し、駅周辺に特化したお店を紹介することで、エリアを絞った集客が見込めるでしょう。
また、テレビやラジオには全国放送だけではなく、地方局があり、地元に特化したお店やサービスの情報を放映することが可能です。
企業イメージの向上につながる
テレビや新聞などは公共性が高く、社会的信頼が高い媒体で、信頼性を得られるという特徴があります。
例えばテレビで人気のタレントが商品を紹介したり、印象的な言葉の繰り返しを聞いたりすることで、不特定多数の顧客に商品やサービスをアピールすることが可能です。
また、雑誌などでモデルが効果的に商品を使用したり、身に付けたりすることで、企業イメージの向上につながることが期待されるでしょう。
広告の露出が保証されている
オフライン広告は、広告の露出が保証されています。例えば、チラシやダイレクトメッセージでは、何万部という印刷部数が決まっています。
また、駅や街頭の広告は自然と目につく場所にあるため、確実に一定以上の人に見てもらえるでしょう。
テレビやラジオ・雑誌も契約をすることで多くの人の目に触れることが可能で、一定期間の露出が保証されます。
見込み客に対して確実に露出できるオフライン広告は、マーケティング戦略を考える上で非常に大きなメリットです。
ネットを使わない世代に訴求できる
スマートフォンの普及に伴い、インターネットを見ない日はないと言う方も多くいるでしょう。
しかし、高齢者を中心とした世代では、まだまだ情報はオフライン広告から得ることが多いのも確かです。
例えば、インターネットショッピングが売り上げを伸ばす中、テレビショッピングや新聞の折込チラシなどから商品を購入する場合も少なくありません。
「自分から調べに行かなくても、目に入った商品が欲しくなる」このように、ネットを使わない世代にも訴求できるのがオフライン広告の強みです。
オフライン広告のメリットについては、下記記事でも詳しく解説しています。デメリットやオフライン広告を成功させるために必要なOMOについての理解も深まりますので、ぜひ参考にしてください。
オフライン広告の種類
オフライン広告の種類は以前からあるもの最近になって発展したものなど、さまざまな種類があり、特徴に違いがあります。
ここからは、代表的なオフライン広告5つをひとつずつ詳しく解説していきます。
- マス広告
- デジタルサイネージ広告
- 屋外広告・看板広告・交通広告
- フリーペーパー・チラシ
- ポスティング・ダイレクトメール
マス広告
マス広告とは、テレビ(CM)、ラジオ、新聞、雑誌の4つを指します。
インターネットの普及でテレビ離れと言われますが、自宅にはテレビがある家がほとんどでしょう。
株式会社電通が発表した「2022年 日本の広告費」ではマスコミ四媒体広告費 2兆3,985億円(前年比97.7%)となっています。
広告費が高額になりやすいですが、不特定多数の顧客へのブランドイメージの認知度向上として効果的な広告です。
引用元:「日本の広告費」
デジタルサイネージ広告
デジタルサイネージとは、駅・空港・街頭・ショッピングモールなどに設置したディスプレイに様々な情報や広告を発信するシステムです。
近年では、病院・企業・大学・ホテル・学校・トイレなど幅広く多くの場所で活用されています。
デジタルサイネージは、従来の紙媒体に比べ自由度と集客率が高く、時間や場所・利用者のニーズに合わせた変更が簡単にできます。
また、設置場所やターゲットを選ぶことでより訴求しやすく、近年の訴求ツールとしてデジタルサイネージを目にする機会が多くなっています。
屋外広告・看板広告・交通広告
屋外広告や看板広告はビルの壁面や屋上などにある広告で、街頭の大型ビジョンなども含まれます。
交通広告は、電車・バス・タクシーなどの駅構内や公共交通機関にある広告で、窓やドアのステッカー、中吊り広告に加え、最近では動画広告も増えています。
どちらも多くの人の目に触れる場所にあり、企業のイメージや認知度の向上には欠かせません。
デジタルサイネージの導入により、ターゲットのニーズにあった広告を配信することで訴求しやすくなりました。
屋外広告はOOH広告とも呼ばれます。OOH広告については下記記事にて詳しく解説しています。OOH広告の理解を深めることでオフライン広告を選ぶ際の選択肢も広がりますので、ぜひ参考にしてください。
OOH広告(屋外広告)とは?種類や特徴、市場規模などを解説!
フリーペーパー・チラシ
フリーペーパーやチラシは、地域に密着した情報が記載された広告です。
最寄の駅や郵便局、スーパーなどで無料で配布されるため、手に取ってもらいやすいのが特徴で、コストも抑えられます。
主婦・シニア・学生向けなどターゲットを絞ったり、配布エリアを限定し、割引クーポンなどを掲載することで狙ったターゲットへの集客に効果的です。
しかし、広告スペースには限りがあり、デザイン性が求められ、修正や変更にすぐに対応するのが難しいので注意しましょう。
ポスティング・ダイレクトメール
ダイレクトメールは、既存の顧客に向けた広告です。商品やサービスの良さを知っている顧客へ向けているので、目にしてもらいやすいのが特徴です。
メールと印刷物の郵送の両方行うことで、既存の顧客に新商品のカタログやサンプル、変更やお知らせなど確実に情報を届けることが可能となります。
ポスティングは、不特定多数のユーザーに直接情報を届けることができる集客方法です。新規顧客の獲得に利用されますが、不必要な情報はクレームにつながる可能性がありますので注意しましょう。
オフライン広告で成果を出すためのポイント
ここまでオフライン広告のメリットや種類を説明してきました。
ここからは、実際にオフライン広告で成果を出すためのポイント5つを紹介します。ポイントを理解し、オフライン広告で成果を出すための効果的な広告を選びましょう。
- 適切なターゲット設定
- 自社の目的に合った媒体の選定
- 用意できるコストから算出
- 効果測定が可能な媒体の使用
- 売り上げに向けた導線の作成
適切なターゲット設定
効果的な広告をにするためには、適切なターゲット設定が欠かせません。
ターゲットを設定する上で、基本的な考え方となる6W2Hは覚えておきたいフレームワークです。
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(だれが)
- Whom(だれに)
- What(なにを)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
- How much(いくらで)
このように、6W2Hに当てはめていくと自社でのターゲット層の把握がしやすいでしょう。
自社の目的に合った媒体の選定
適切なターゲットが設定できたら、自社にあった広告媒体の選定をしていきましょう。まずは広告出稿の目的を設定し、目的にあった広告媒体の選定を行います。
例えば、「20代〜40代の韓国グルメに関心がある女性」をターゲットとし「韓国料理店で飲食」することを目的とします。
テレビCMや雑誌で「韓国グルメ」に関する店舗や実際のメニューの広告を出稿し、SNSの情報に誘導したり、駅前でチラシを配布したりすることで集客につながるでしょう。
用意できるコストから算出
広告を出稿するには、必ずコストがかかります。例えばテレビCMのゴールデンタイムなどは不特定多数が目にし、企業の認知効果が高いため、広告費は高くなります。
一方、ポスティングやチラシなど、限られた顧客にだけに訴求する広告は費用も低く抑えられるでしょう。
目的の媒体が決まったら、あらかじめ媒体ごとのコストを調べ、自社で用意することが可能なコストなのかを算出しておくことが大切です。
効果測定が可能な媒体の使用
広告効果測定は、出稿した広告がどのくらいの効果を得られたのかを測定することです。
マス広告には、以下の効果測定が可能です。
媒体 | テレビCM | 雑誌・新聞 |
名称 | GRP(Gross Rating Point)GAP(Gross Attention Point) | CPR(Cost Per Response ) |
意味 | 述べ視聴率 | コンバージョン1件あたりのコスト |
算出方法 | テレビCM放送時1分ごとの視聴率の和 | 広告費÷設定したコンバージョン数 |
売り上げに向けた導線の作成
見込み客が顧客化されるまでのプロセスを作ることを導線といいます。
売り上げに向けた導線を作成し、「この商品を買いたい」「サービスを受けたい」と見込み客の意識と行動を変えるように促していきます。
しかし、商品やサービスに興味を持ってもらえるような魅力的な導線を作成しても、実際に集客に結びつかなければマーケティングの意味がありません。
自社に興味を持ってもらう導線も必要ですが、興味を持った見込み客の購買意欲を高める出口の導線の作成も大事なポイントです。
下記記事では広告出稿方法について詳しく解説しています。広告を出稿する際のポイントがさらによくわかりますので、ぜひ参考にしてください。
オフライン広告の成功事例5選
オフライン広告の種類やポイントを説明してきましたが、ここからは実際にオフライン広告の成功事例5選を紹介します。
どのように成功したのかマーケティング戦略の参考にしてください。
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マス広告の場合、広告が表示された数しかわからないのが問題点でした。
しかし、TOILET xAdboxなら各ビルのフロアごとに適切なセグメント分けを行っているので、効果の高いマス広告の配信ができます。
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オフライン広告は、幅広い年齢層の方に訴求効果があり、オンライン広告が勢いを見せる中でも、人気が衰えることはありません。
特にデジタルサイネージによるオフライン広告は、自社の目的や予算に合わせて最適な種類を選べ、地域や客層を絞ってのターゲティングも可能です。
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